↑ ヤングキングアワーズ2014年10月号
表紙は「僕らはみんな河合荘」。テカテカ感がなんだかちょっぴり違和感。そして巻頭カラーは「ラスカル」。アライグマではなくてマフィア絡みのお話。「裸者と裸者」の七竈アンノ先生による作品。ちょっとタッチが変わった感じがするけど、アクティブな雰囲気はそのままなので今後に期待。カオスな現代の物語を描写するのには向いているのよね、ホント。「超人ロック」は力を持つ者の悩みがテーマなのなかあ、という感じ。同時進行している「吹き溜まり」の方は直接ラフノールと絡んでいるので、そちらと合わせて後の方で接点が出てくるんだろうな。
「スピリットサークル」は超未来編の続き。最初はどうかなあと思ってもいたけど、進むに連れて話の本筋がじんわりと見えてきた。この展開ぶりは前作品よりはむしろ上手い感じがする。人の悩みの描写の仕方が特にいい。そしてこの編で何となく思っていた話がやっぱりな的感。
「ライプニッツ」も最終回。テーマ的には「スピリットサークル」に近い感じがする。あと、情報と生命のリンケージ。雰囲気的に、だけど。でも前回触れたように、どうも描き手の思惑が空回りしているような気がするのよね。先生らしくない。
「ジオブリピンナップ」は今回も1ページ。描かれたキャラの動向を察するに&その出来栄えに色々と涙する。
今回は「アルペジオ」と「ドリフターズ」が休載。道理で内容的に物足りなさを覚えたわけだ。でも何か違和感を覚えるので見直してみたら、最後の部分に差し込みの形で「妄想戦士ヤマモト 復活編」が。ツインテールとポニーテールの戦いをカードゲーム風に描いているんだが、このおバカなノリがたまらない。ネタ探しには苦労するけど、これ連載してほしいな。毎回色々なフェチをカードバトルさせる。テーマとしては最強。
......で。イレギュラーで落ちたのはどちらなんだろう(悪魔の実在を信じたくなるような、ゆがんだ微笑)。
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