この考えへの切り返しに相応しい笑い話があるよな。
歯医者曰く「では、1時間掛けますか?」と。
"5分しかかかってないから5分だけの対価しか支払うに値しない"
→5分でも、10万円の仕事は10万円分の価値がある - 【ネタ倉庫】 http://t.co/S5Q8JBNGD4
— Yasuaki Madarame (@madarame) 2014, 8月 16
先日の【5分でも、10万円の仕事は10万円分の価値がある】と【「5分で10万円」の仕事にそれだけの価値があることを分からせる方法】については、当方でも驚くほどのリアクションがあった。しかもその多くが同意意見、そして似たような事案が云々というもの。つまりは「時間がかかったか否かでしか仕事の評価、そして対価を推し量ってくれない状況」に対するぷんぷくりーん的なもの、さらには「技術、技能、経験」に対する軽視的な雰囲気、そこからさらに「ブラック企業的な発想」への憤り感みたいなものへのつながりがあったのだろうなあ、という感じ。まぁ、物書きにしてもデスクワークにしても似たような事案が山ほどあるし、良くわかる。
「5分で10万円」の仕事にそれだけの価値があることを分からせる方法 http://t.co/NcUXDzxRrk 同じ組織内ですら、事務員と専門技術員と情報担当の間で、この手の軋轢って生じるんだよなあ。お金のやりとりは無いけど。心情的に。
— sts*62*46g (@sts6246g) 2014, 8月 16
このへんが技術職の難しいところで、昔他の人が丸一日かかってわからなかったことを15分で解決してきたことがあったけど、前者には金払えるが後者には払えないってのはおかしいやね。無駄な生活残業にも繋がる話。 / "5分でも、10万円の仕..." http://t.co/DBNGoUtl3j
— しまやとかきゅるぺぽ☆とかいうひと (@t_shimaya) 2014, 8月 16
早く終わってもらったほうが助かる事例ではだいたいお金を積めば積むほど早く終わる >5分でも、10万円の仕事は10万円分の価値がある - 【ネタ倉庫】ライトニング・ストレージ http://t.co/DDl9q1SZ4Q #Zenback @Fuwarinさんから
— 本物川^(TM) (@kinky12x08) 2014, 8月 16
対価なり評価が技術に対して呈されない状態となると、誰もが技術を軽視してしまう。何しろいくら努力をしても、それが認められないし、報酬も得られないのだから。かくして技術軽視な社会風潮の出来上がり......って、ああ、結局この辺の話って、多かれ少なかれ連鎖的につながっているんだな。「お金って何だろう」ということへの再認識も合わせ、色々と意識改革が必要なのかもしれない、というより、それこそが、さまざまな問題を解決する(直接的なものではないけど、ジワリと浸透していく意味での)糸口になるのかもしれない。
最後に小噺を。
@Fuwarin 昔東海等新幹線が開通した時、今までの特急よりも乗車時間が短いのに料金が高いとは何事だ!という方がいたというのが今は笑い話になっていますが、こと仕事に関してはなかなか笑い話になってくれないんですよね。
— へうげもん(破れ袋) (@heu_ge) 2014, 8月 16
アメリカンジョークにでも出てきそうな話だけど、お金と技術が絡んでくると、あながち冗談とも言い切れない話ではある。事実は小説よりも奇なり。同様の事案に直面した時に、「自分は夢を見てるんじゃないだろうか」と思ってしまうような出来事って、無いようで結構あるからねえ。
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