7歳の子供がLINEスタンプを売って自分の自転車を買う話

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LINEのスタンプはだれでも作って販売することができます。そう、7才の女の子でも。

申し訳ない気持ちと合わせて、ちょうど始まったLINEのスタンプ公募を案内。見事、第一弾クリエイターズスタンプとして公開され、入金可能ライン1万円を突破。売上は姪自身の自転車になったとのこと。


先日から始まったLINEスタンプの実売システム。いわば有料メルマガの販売スタンドみたいな感じなんだけど、絵を描けるセンスがあれば誰でも(保護者のサポートは必要だけど)気軽にアタックできるってのがポイント。文章やアプリはともかく、絵ならば、そしてLINEのスタンプのようなインパクト重視のアイテムならば、自由な発想を持つ子供の方が有意ですらある。

今件では元々別のサービス向けに作っていたものが諸般の事情で使えなくなり、ならばとLINEのスタンプ販売システムにのせたところ、堅調なセールスを挙げて売り上げを確保。その売り上げは製作者である筆者の姪の自転車代金として用いられたという話。

色々な意味で衝撃的ではある。「子供の想像力x創造力で稼げる時代の到来」という引用文のキャッチコピーもシビレルし、的確な状況説明にもなっている。

この姪の方自身、わずか7歳で自分の稼ぎを得て(お年玉や小遣いを貯めて、ですらなく、自分の創作の対価として得たお金で)自分の好きなものを買った経験は、色々な意味で人生に大きな影響を与えると思う。また友達に自転車の由来を聞かれたら、やっぱり「自分でLINEのスタンプを売ってゲットした」というのだろうから、スタンプ作りがこの子供界隈で流行り出すかもしない。一種のスタンプドリームってところか。

面白い時代ではある......と同時に、適切なコントロールをしないと、容易に暴走することも予想されるので、そのあたりのバランス感覚が必要になってくるんだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2014年8月20日 07:20に書いた記事です。

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