EM菌の問題ある使い方に関する講習会が明治大学で開かれそうになっているという話

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水からの伝言、EM菌講座の再検討については、 https://t.co/5w2UTi9007 明治大学リバティアカデミーのトップページに、「オープン講座「ガイア、この水と微生物の共鳴する世界」に関するお知らせ」の掲示されていますね。まずはよかった。関係者のご尽力に感謝。

— 海法 紀光 (@nk12) 2014, 8月 2


上記ツイートにもある通り、現状ではホールド状態になっているけど、EM菌に関する怪しげな方面での使い方や、さらには水と語りあって云々という、まぁぶっちゃけると似非科学的な話について、明治大学で講座が開かれそうになっていたという話。データを読めば分かるけど、やはりというか当然というか、そちら系では有名な方が名前を連ねている。

水と語り合う云々はともかくとして。EM菌(有用微生物群)そのものが悪質なもの、というわけではない。しっかりと正しい用法で使えば、それなりに効用が期待できる類のもの。それを万能のステキアイテムであるかのように取扱い、しかもその理由について重力波が云々と出してくるあたりで、もうなんというか、その、ね。

EM菌の話は、コラーゲンを飲むとお肌ぴっかぴかってのと同じレベル。それを万能薬化させて地面にばら撒いて汚染させたり、放射性物質が除去できるとか出まかせを公知したり、それらで権威を確保し、あぶく銭を稼ごうとしているから問題なのよ。

さらに言い換えれば、「この石鹸、すごく殺菌効果高いんだ。手を洗う時に使うといいよ」ということで有効性の高い石鹸を渡したところ、『それじゃうがいの時にも使うね』『ご飯を研ぐ時にも使おう』『風邪ひいた時に飲むわ』『金魚の水槽に入れて殺菌に使おう』というように、斜め上的な使い方をしようとして、しかもそれを商売に用いようと試みる。その点が問題なのよね。

「EMは効くまで使え、空気や水の如く使え、必ず効果は表れる」とか、まさに悪質な新興宗教と同じ。そう、一連の問題はEM菌を悪質新興宗教のシンボル的なものとして使っている点が、最大の問題なのよ。

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このページは、不破雷蔵が2014年8月 3日 07:24に書いた記事です。

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