水からの伝言、EM菌講座の再検討については、
https://t.co/5w2UTi9007 明治大学リバティアカデミーのトップページに、「オープン講座「ガイア、この水と微生物の共鳴する世界」に関するお知らせ」の掲示されていますね。まずはよかった。関係者のご尽力に感謝。
上記ツイートにもある通り、現状ではホールド状態になっているけど、EM菌に関する怪しげな方面での使い方や、さらには水と語りあって云々という、まぁぶっちゃけると似非科学的な話について、明治大学で講座が開かれそうになっていたという話。データを読めば分かるけど、やはりというか当然というか、そちら系では有名な方が名前を連ねている。
水と語り合う云々はともかくとして。EM菌(有用微生物群)そのものが悪質なもの、というわけではない。しっかりと正しい用法で使えば、それなりに効用が期待できる類のもの。それを万能のステキアイテムであるかのように取扱い、しかもその理由について重力波が云々と出してくるあたりで、もうなんというか、その、ね。
EM菌の話は、コラーゲンを飲むとお肌ぴっかぴかってのと同じレベル。それを万能薬化させて地面にばら撒いて汚染させたり、放射性物質が除去できるとか出まかせを公知したり、それらで権威を確保し、あぶく銭を稼ごうとしているから問題なのよ。
さらに言い換えれば、「この石鹸、すごく殺菌効果高いんだ。手を洗う時に使うといいよ」ということで有効性の高い石鹸を渡したところ、『それじゃうがいの時にも使うね』『ご飯を研ぐ時にも使おう』『風邪ひいた時に飲むわ』『金魚の水槽に入れて殺菌に使おう』というように、斜め上的な使い方をしようとして、しかもそれを商売に用いようと試みる。その点が問題なのよね。
「EMは効くまで使え、空気や水の如く使え、必ず効果は表れる」とか、まさに悪質な新興宗教と同じ。そう、一連の問題はEM菌を悪質新興宗教のシンボル的なものとして使っている点が、最大の問題なのよ。
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