避難所運営、ゲームで体験 静岡県が考案、全国に普及 - 朝日新聞デジタル http://t.co/n1J2kufbgc
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 8月 3
先の震災で大きな問題の一つとして挙げられたのが、避難所の運営問題。多種多様なイレギュラー的事象が発生し、それに対してどれだけ効率的な対処を成していくか、臨機応変でリソースを無駄なく使う、柔軟性の高い運用が求められてるわけだけど...マニュアルそのものもしっかりとしたものがあるわけではなく、さらにそのマニュアルの想定を超えた状況が続々発生して、後手後手に回ってしまうばかりとなったことは否めない(自治体レベルだけでなく国レベルでも)。
で、そのような状況でも出来るだけスマートに対応ができるようにと、事前に訓練をして慣れておこうという発想のもとに生まれたのが、この「避難所運営ゲーム」。ゲームというと「遊びに使うとは何事だ」と怒る人もいるかもしれないけど、要は軍事的な話ならば机上演習的なもの。乱数要素を使いこなしてゲーム化したシミュレーションといったところ。以前【貿易ゲーム】で紹介した、国家間貿易や外交手法をリアルに学べる学生向けのマルチプレーゲーム「貿易ゲーム」と似たようなコンセプトによるもの。
無論実際の運用と比べれば多分に簡略化されているけど、繰り返し状況対応を考え、判断することで、柔軟な対応への考えができるようになるし、パニックに陥ることもなくなる。いわゆる「ぶっつけ本番」が無くなるだけでも効果は十分にある。
この系統のゲーム、シミュレーションはタブレット型端末によるアプリの提供で、よりスマートなものが運用できるし、実際の状況下でも役に立ちそうな気がする。今件ではあくまでも避難所運営に限定しているけど、もっといろいろな場面でこの発想は活用できるんじゃないかな。
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