思わず全関係者が涙する、IT悲壮童話

| コメント(0)


恐らくは遠くないうちにトゥゲッターあたりでまとめが出来るのだろうけど(Naverまとめは存在そのものを認めない)、昨日夜半のタイムラインで見かけたもののうち、グっと来たものを二つほどピックアップ。

誰もが知っている物語の内容を今の状況に置き換えたり、時節のネタを取り入れて「前提の共有」「ネタの面白さ」を楽しむ、半ば狂歌的な言葉遊びは時々突如展開される。当方もこの類のは大好きで、時間と余裕があればどんどんやりたいなあ、という意気込みを持っているけど、今は......まあそれはそれとして。

今件は「かぐや姫」と「三匹のこぶた」が元ネタ。「かぐや姫」では姫が各有力貴族たちに「絶対に手に入らないであろうステキアイテム」を無理強いさせて婚姻を断る逸話を、今のクライアントや営業の要求に例えた者。当方も以前この類の業界に居たので、痛いほど良くわかる。最後の「絶対に消滅しない休暇」ってのは涙を誘うなあ。

「三匹のこぶた」はちょっとしたヒネリと落ちを加えた、優れたお話。万全の対策を施したところ、うまくいきました......ではなく、要件そのものが受注できなかったということで、昨今のプロジェクトの受注・発注関係そのものに無理、無茶な常識感が浸透している、その常識を打ち破って「正常」な状態にしないと、結局リソースを無駄遣いするばかりだという、警告をも発していることになる。色々と考えさせられる、短いけれどそれだからこそ、深い意味のある内容ともいえるね。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2014年8月 1日 06:46に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「すき家の第三者委員会、すき家を「ブラック」認定」です。

次の記事は「「オスプレイがどれだけ危険か、何人死んだか知ってるか!」が「ゴリラは戦争をしない」になる不思議」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30