「私と結婚なさりたいのであれば次の宝物を持ってきてくださいな。」かぐや姫はそういうと、・絶対に切れないネットワーク ・絶対に落ちないサーバ ・絶対に詰まらないDB ・絶対に変わらない仕様 ・絶対に消滅しない休暇 を要求しました。 #IT系童話 #話題
— 今超話題の⇒IT童話 (@itdouwa) 2014, 7月 31
長男こぶたは、安易な見通しで案件を受注したので、プロジェクトが炎上しました。
次男こぶたは、人海戦術で乗り切ろうとした結果、プロジェクトが炎上しました。
末っ子のこぶたは、優れたPMと無理のないスケジュールを用意した結果、プロジェクトが受注出来ませんでした。
#IT系童話
— 春野姫(CV.ちゃちょー) (@TEAA) 2014, 7月 30
恐らくは遠くないうちにトゥゲッターあたりでまとめが出来るのだろうけど(Naverまとめは存在そのものを認めない)、昨日夜半のタイムラインで見かけたもののうち、グっと来たものを二つほどピックアップ。
誰もが知っている物語の内容を今の状況に置き換えたり、時節のネタを取り入れて「前提の共有」「ネタの面白さ」を楽しむ、半ば狂歌的な言葉遊びは時々突如展開される。当方もこの類のは大好きで、時間と余裕があればどんどんやりたいなあ、という意気込みを持っているけど、今は......まあそれはそれとして。
今件は「かぐや姫」と「三匹のこぶた」が元ネタ。「かぐや姫」では姫が各有力貴族たちに「絶対に手に入らないであろうステキアイテム」を無理強いさせて婚姻を断る逸話を、今のクライアントや営業の要求に例えた者。当方も以前この類の業界に居たので、痛いほど良くわかる。最後の「絶対に消滅しない休暇」ってのは涙を誘うなあ。
「三匹のこぶた」はちょっとしたヒネリと落ちを加えた、優れたお話。万全の対策を施したところ、うまくいきました......ではなく、要件そのものが受注できなかったということで、昨今のプロジェクトの受注・発注関係そのものに無理、無茶な常識感が浸透している、その常識を打ち破って「正常」な状態にしないと、結局リソースを無駄遣いするばかりだという、警告をも発していることになる。色々と考えさせられる、短いけれどそれだからこそ、深い意味のある内容ともいえるね。
コメントする