実は結構浸透していた西アフリカのエボラ流行

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 死者数が729人に達したエボラ出血熱の感染拡大を受けて、米疾病対策センター(CDC)は7月31日、西アフリカのギニア、シエラレオネ、リベリアの3カ国への不必要な渡航を控えるよう米国在住者に勧告した。
イラクのISISやウクライナ周りで海外情勢はお腹いっぱいだけど、それとは別の方面で進行しているのが、このエボラ流行。まだ絶対数が多いようには「見えない」ということで、さほど大きな騒ぎにはなっていないけど、CDCの勧告も元リリースで確認が取れたし、今後さらなるチェックが必要な事態になるかもしれないということで、覚え書きも兼ねて。

致死率が高い感染症は広がりにくいという傾向がある。保菌者が周囲に拡散させる前に倒れてしまうからというのが理由......なんだけど、移動手段が多様化し、高速化がなされた昨今では、ちょっとしたイレギュラーでこの原則が適用されない事態が生じることもある。

非常事態宣言が出されている国もあるとのことで、数年前の新型インフルエンザもかくや、という感はある。隔離が必要不可欠という認識が広まっていればいいんだけど、それを無視して移動したり、身柄を引き取ろうとする動きもちらほら出ているだけに、ちょいと心配。

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このページは、不破雷蔵が2014年8月 3日 07:11に書いた記事です。

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