スマートフォンや安価で高機能なデジカメの普及で、誰もが気軽に画像や動画を撮影しネット上に掲載することが可能になった。その多くはごく普通の、ありきたりな情景を捕えたものだけど、時として偶然の産物によるとんでもない「奇跡の瞬間」が世に広まることがある。今件もその一つといえる作品。
「Yal-Ku Lagoon, Akumal」とあるので、メキシコのキンタナ・ロー アクマル(ユカタン半島にある)アクマルという観光地で撮影されたもの。男性が水中レンズをつけたままなので、中に潜っていたんだろうけど、雲行きが怪しくなってきたので陸上にあがり、記念撮影をしてから部屋に戻ろうか、的な流れだったのかな。レンズに水滴がついているのが見えたので、ちょいとこれはまずいなってことでそれをふき取り、二人より添って良い雰囲気を楽しんでいたところ......
突然の轟音と共に、後方の森の部分に閃光が。二人は突然の出来事に思わずみがまえ、カメラも横倒し。距離的には100メートルも離れていないだろうし、音のすさまじさはその場にいないと分からないんだろうな、これ。
たまたま後ろの森に落ちたから良かったけど、海岸ともなれば二人自身に落ちる可能性も多分にあったはず。結果として衝撃映像を撮影することができたわけだけど、本人達にしてみれば、映像を見返すたびに「もしかしたら」と思ってしまい、「生きた心地がしない」んだろうな。
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