一昨日、夫の職場の男性が倒れました。熱中症です。意識がなくなり救急車で運ばれ、集中治療室へ。心拍も血圧も異常値。危篤、と言われました。
若くて健康的な体格の、いたって元気な方だそうです。スポットクーラーも塩飴もありました。休憩には水もとっていたはずです。では何がまずかったのか。
— 珊瑚@山の日 (@sa3n8go) 2014, 8月 7
夏のコミケが近づいてくると、仕事との兼ね合わせでスケジュールがパンパンになったり、これだけ無理したよ的に栄養ドリンクの類をずらりと並べて自慢し合う、いわばシニア層の病気自慢的なビジュアルを見かけることが出来る。その一方で、こんな話もちらほらと出てくるようになった。いわく、環境はちゃんと整備されていたとのことだが......
我慢、です。具合が悪いのに我慢していたそうです。そしてとうとう動けなくなりそのまま...。
皆様、自分の体力を過信しないで下さい。今の気候は異常です。運動する方、カフェイン入り飲料やお酒好きな方、疲れている方、そして特に寝不足な方。
とにかく気をつけて下さい。
— 珊瑚@山の日 (@sa3n8go) 2014, 8月 7
その男性は、運よく意識を取り戻しました。翌日の昼に。けれども未だ集中治療室から出られません。
もう一度言います。頑張り過ぎはいけません。具合が悪い時は絶対に休んで下さい。
あなたの命は、あなただけのものではありません。
大切になさって下さい。
— 珊瑚@山の日 (@sa3n8go) 2014, 8月 7
「我慢」が問題点だったとのこと。これ、熱中症周りでシニア層が病院に運ばれる際に結構ある事例ということで見聞きもしているし、当方がネフローゼ症候群で入院した時も、多分にこの「我慢」が悪化の原因で、主治医に「もうちょい入院遅れてたら死んでたよ」と言われる位のものだったから、すっげー良くわかる。
結局「我慢」って、自分自身のことだからと、「これ以上はまずいな、助けを借りねば」というライン引きが曖昧になって、もうちょっと、まだ大丈夫かも、と少しずつラインを拡張してしまっている部分が多いんだよね。確かにある程度自分に鞭打って努力して頑張らないと、成長が望めないってところはあるけど、それで体を壊してしまったのでは身もふたもない。
体調が思わしくないときは、体がSOSを発している証拠。無理をするとその分、体自身に負荷がかかる。割りばしの両端を持って曲げていると、ある程度まではぐにゃりと曲がるだけなんだけど、突然ばきりと折れるように、体も臨界点を超えると突然きしみが実体化する。
先日の熱中症と水分の話にもある通り、くれぐれも無理はしないように。
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