①先程掲載した 「妖怪ウォッチ」はなぜ子供達に受け入れられたのか(番外編)...関連グッズの需給問題と転売話 http://t.co/YY0Kx8JgUF に絡んで。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 8月 10
先日本家サイトで記事にした「妖怪ウォッチ」関連の分析記事のオマケとして挙げた【「妖怪ウォッチ」はなぜ子供達に受け入れられたのか(番外編)...関連グッズの需給問題と転売話】の中では触れなかった、ちょいと込み入った話のうちの一つ。元々主旨から外れる部分もあったので、ざっくり切っちゃったのよね。要はゲームなどのコピーを正当化する話が、特に、意外に、保護者サイドからあったという体験談的なもの。
②ちょいと別ベクトルの話になるので触れなかったけど。転売屋の存在を正当化する際に出てくる話の一つに「子供が欲しがっているのだから仕方なく購入する」がある。これと関連して「子供が欲しがっているから仕方ない」との理由でコピーを容認する、むしろ正当化する保護者が、実は少なくない。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 8月 10
③数年前に問題となったゲームソフトのコピーツール周りの話で、驚くほど多数の人から「ゲームソフトは高い」「子供が欲しがっている、仲間外れにされかねない」「だからコピーする。これは権利だ」「暴利を貪るのが悪い」云々。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 8月 10
④無断複製は違法、企業の利益の収奪は良く無い事、それ分かるよね? と事実をもって諭すと、「子供がかわいそう」と逆切れして子供を免罪符代わりに振りかざし、感情論を掲げて来て、もう後は話にならない。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 8月 10
⑤子供が欲しがるおもちゃが手に入らないことって、昔も今も変わらず日常茶飯事的に起きうることではあるんだけどなぁ。親の甘やかし度がアップしたのか、あるいは「やっちゃいけないこと」の判断が自分本位にシフトしているのか......
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 8月 10
⑥過去問とか授業ノートをコピーする感覚ってのもあるのかもしれないのかな。でもゲームソフトのコピーって、「本屋の中で堂々と」「本屋のコピー機を無断借用して」「自分の好きな単行本を全頁コピーする」のと同じ所業なのですけどね。そして紙代位は払うわよ、うふふ、みたいな。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 8月 10
......という形で、「子供が欲しがっているし持ってないと仲間外れにされるから持たせなきゃいけない」「でも金銭的余裕が無い(ソフトが高い云々も含まれる)/在庫が無い」「だからコピーしても許される」との流れで、コピーを容認する、正当化する流れがある。それ冗談でしょ? と思ったけど、マジでそんな主張をする人が複数いるのだから、唖然とした記憶がある。
「子供が欲しがるものが手に入らない」なんてのは昔も今も変わらないし、それで犯罪的行為を正当化しちゃあかんでしょ、と思うのだけどなあ。
で、これについては
いや昔のほうがPCソフトにしろコピーされまくってたわけだし、倫理観とかあんま変わってないと思いますよ?
我が家に初めて来たWindows 95のPCはOSからしてコピーだったしなw(父の会社の同僚にコピーさせて貰ったそう
https://t.co/VyGStVFaVh
— ウナム日月 (@unamuhiduki) 2014, 8月 10
.@Fuwarin 逆ギレはともかく90年代くらいまでは一流企業内のPCでコピーソフト横行してたので、「元から日本人の倫理観なんてそんなもの」という話ではないでしょうか? 「タダで手に入るものに金を払う人は少数」という。昔は親が子にコピーを与える状況がほぼ無かっただけで。
— ウナム日月 (@unamuhiduki) 2014, 8月 10
という意見もある。確かに昔も似たような話は多分に聞いてはいるけど、頻度・割合の測定はされていないし比較のしようはない。また、その行為を正当化し、指摘されると逆切れするってのは、いたとしても少数派だった気がする。でなきゃ「自分の買ったソフトのバックアップうんぬん」という大義名分の類が使われるはずもない。
一方で
@Fuwarin 「デジタルコピー」という行為のバックドローが、直感的に分からない、というのは大きいんじゃないですかね。対して、有体物を勝手に自分のものにしてしまう(盗む)場合は、「相手がそれを失う」ことが分かるわけで。
— とむ(ふくろうの人) (@tomsdiner1) 2014, 8月 10
@Fuwarin コストが分かりにくい、被害者の顔が見えない、に加えて娯楽に回せる予算が少ないというのが絡み合っている感じ。
— 今田 恵 (@dragon_i) 2014, 8月 10
@Fuwarin これ、自分や家族の勤め先の製品がコピーされたらどう思うんでしょうか。或いは、暴利を貪っているから値下げしろと、言われたらどうするんですかね。
コピーツール界隈の方はゲームにも色んな人間が関わっていて、それで生計をたてていることを忘れているような気がします。
— CBK (@kazzy_osaru) 2014, 8月 10
との指摘もある。娯楽に回せる費用が減ったというよりは、娯楽にかかる費用が増えた、のほうが割合としては大きいかな。それに「被害者の顔が見えない」「自分の製品がコピーされたら云々」っては結局同じ根にいきつくのだろうね。要は行為そのものの罪が自覚できない、コピー機でプリントをコピーする感覚でコピーしてしまう、というところなのだろう。
最近では業界での取り締まりが強化されたり、ゲームそのもののトレンドもスマホなどにシフトしつつあるので、以前ほどは騒がれなくなってきたけど、意識的な変化が無い限り、姿形を変えてまた同じような話が出てくる可能性は高い。
......ああ、この「被害者の顔が見えない」「自分の製品がコピーされたら云々」っての、パクツイやらまとめサイトでのあれこれと、結局同じなのかもしれない。
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