朝日新聞社長、謝罪を拒否と報じられる

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情報の一つが虚偽だっただけで、強制自体はあったから謝罪しなくていいだろで逃げようとしてるみたいだけど、報道機関の信頼性を担保してるのは、情報の綿密な裏づけと、報道の責任を伴うからであって、情報の捏造を謝罪するべきものじゃないで済ませてしまうと、説得力と信用を失うんだよ。

— switch00 (@switch00) 2014, 8月 11


該当ツイートを先に見て、それから指ししめている記事を確認したところ、当事者自身の公的・直接発言ではないので、記事タイトルも「報じられる」というところで。ただ新聞そのものの展開が5日になされてから、今なお社全体で指摘されているようなアクションは起こされていないので、あながち的外れではない感はある。個人的には「色々と準備が大変で」という、好意的解釈をしたいが......まぁ、難しいだろう。


今件って30余年にも渡って、多分な指摘が繰り返しなされたにも関わらずろくすっぼ検証もせず、担当者が退任してからようやく動き出したというおかしな部分もあわせ、問題は色々とあるんだけど、情報の正確さの担保という点でも、上にある通り極めてビッグな問題なのよね。これだけ致命的な問題があると発覚したシステムの中で構築されたさまざまな論説や主張が、すべて再検証の必要に迫られてしまう。それは報道を主業とする新聞社にとっては致命的な問題。いわゆるSTAP細胞周りの問題と非常にかぶっても見えてくる。

吉田証言やその周辺の話は全部検証からやり直すとする。で、それ以外の「慰安婦」云々の話はどれだけ残るのか、というレベルになると、さらに問題は大きくなってくる。残った部分についてそれを肯定し、その内容について糾弾なり責任問題云々ということになると、それはそれで良いとしても、「その類の問題って日本固有のもの?」「戦争に絡んだ非人道的なものに対しての注視ということなら、色々と波及するよ?」という、少々アレな話になってくる、痛くない腹をさぐられると困るという部分もあるような気もするんだけどね。欧州戦線での終戦後のドイツ軍捕虜の取り扱いとか、日本の占領下での占領軍の行動とか......ねえ?

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このページは、不破雷蔵が2014年8月12日 07:02に書いた記事です。

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