LINEトラブルをTVでやってた。タダのテキストだけど見る人状況によっては違う意味に見えてしまう。それを防ぐために自分の発言に飾りを漬けて方向性を与える。顔文字とかって重要なんだなって思ったよ。(´・ω・`)
— 岩崎つばさ@日曜プ-34b (@kinoko94) 2014, 8月 12
当方はそのLINEのトラブルを特集した番組自身は視聴していないけど(なんだかそれっぽいキャプチャ画像は出回っていたな。女子高生らしいのがLINEのメッセージで殺意を覚える云々ってやつ)、話はよく分かる。この問題ってパソコン通信時代からあったという話もよく聞くし、多人数同時参加型のロールプレイングゲームでもよくある話。「ウルティマオンライン」でも結構語られていた。
要は、口頭や対面でのやり取りなら前後関係やゼスチャー、表情、口調などでさまざまな感情を補完できる「ことば」も、テキスト化され「それのみの情報」として他者への伝達に使われると、さまざまな要素が削られてしまい、誤解を受けかねないという話。例えば「ばーか」という文字だけだと相手から罵られたようにも解釈してしまうけど、恋人同士の会話で同じ言葉が使われ、さらににっこりとほほ笑んで、ちょんっと人差し指でおでこをつつきながらという状況だと、意味はまったく違ってくる。
場合によっては付加されるさまざまな情報にこそ本質部分があるにも関わらず、それが削がれた「ことば」のみで伝えられると、誤解を招居てしまいかねない。例えば漫画をセリフだけで、周りの絵を全部消して読んでみると、その意味が良くわかるはず。
チャットなどではその誤解を防ぐため、語り手側が相手に本質を少しでも正しく伝えたいがために使うのが、顔文字であり、LINEならばスタンプに他ならない。昔、絵文字の類の組合せだけで会話をするゲームがあっという話も聞いたことがあるけど(マックのゲームだったかな? 異世界の人達との意志疎通を試みるってやつだったと文献で見たことがある)、コミュニケーションってのは「ことば」そのものが大切なのに違いは無いけど、それだけだと難しいのも事実なんだな。
もっともこの手法は一般の文面では使えない。ラノベとかならともかく。例えば「全兵器使用自由(`・v・´)シャキーン」とかいうセリフを戦闘シーンで艦長が口にする戦記物ってのはあまり見たことが無い。その分、周辺環境の描写などが必要になるんだけどね。
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