@gnewscom 漫画家さん10数人に「古い原稿の劣化」について伺った時、最初はマジックのインクが劣化するのかということでお話をうかがっていたのですが、一番劣化するのは「セロテープ」というお話になりました。見開き原稿を留めたり、保護用のトレペを貼ったりするのに使っているものです
— seitarofujita (@seitarofujita) 2014, 8月 13
@gnewscom 現状ではポリエステルフィルムベースにアクリル系の粘着剤を使ったものが経年劣化が少ないというお話でした。このようなタイプのものです。http://t.co/dyrYaC3QIs
— seitarofujita (@seitarofujita) 2014, 8月 13
先日の【非デジタル漫画におけるスマートな修正方法】に関するレスポンスとしていただいたお話。屋外の看板で特に赤い文字の色が剥げてよく分からない文言になっているものをよく見かけるので、マジックのインクが劣化する云々ってのは確かだろうなあ、と思ってたら、それ以上にセロテープが鬼門だったらしい。
セロテープって安価で使いやすいものだから、さくっと使ってしまいがちだけど、実は劣化が一番激しく、短期的に使い捨てするものならともかく、中長期的な保存を前提にしているのなら、極力使わない方が良いとの話、ってセロテープで修復するのはそもそも論として長持ちさせるためのものだから、本末転倒じゃないですか、そんなのやだー。
ってどこかで聞いたような話なんで検索してみたら、今年の頭に【図書館の本にセロハンテープは使っちゃダメ】という話があったのを確認。セロテープそのものが悪者というわけではなく、用途が違うってことなんだな。使う目的に合わせてツールを選ぶ必要がある、と。
ちなみに平塚市図書館の解説ページによると、修復にはセロテープでは無く「透明接着フィルムやメンディングテープ」が良いとのこと。覚えておいて損は無い。
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