コミケで配布される紙袋に関する所感と危機感と楽観論と

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正直ゴミなんかいくら拾っても近隣住民はコミケに寛容にはならんよ。クソDQNが溢れかえってゴミまみれ喧嘩騒ぎがごまんと起きるモーターショーのことは何とも思ってないけど。その場その場でゴミなんか拾うよりその紙袋隠して帰れ。な。

— あおむし (@aomoonshi) 2014, 8月 15


昨日から始まったコミケに関して、ここ最近特に問題視されつつあるお話の一つ。サークルが配る、お客向けの商品持ち運び用の大きな袋の絵柄が、結構第三者から見ると恥ずかしい、18R系の雑誌の表紙...ならまだしも中身的なレベルのものも出てきて、それを平気で他人に見える形で持ち帰るという情景がそこかしこで。これが一人二人なら、その人の問題で済むのだけど、イベント内で配布されて類似の同性質のものを持つ人がずらりと登場すれば、イベントそのものに目が向けられるのは当然の話。

で、上記まとめでも当方の指摘にあるように、似たような話は東京ゲームショウでもあって。まだR18の類は無かったので表現的には大人しいけど、それでも「それ、一般大衆の目に堂々と触れさせるのはどうよ」的なものが多分にあり、色々と論議がかもされた結果、自主規制の類が行われたといういきさつがある(今ではどうなってるんだろうな)。また、コミケ以外のイベントではこのあたりはどのようなルールになっているのかもちょいと不明。人数や定例性が無いのでそこまで問題視されていないのかな。

ゲームショウのようにダイレクトな話でなくとも、類似案件としては、このような話もある。


自主規制のたぐいはすでに促されているようだけど、それでも現状がこれでは、


の指摘にある通り、不文律・暗黙の了解では無く、成文法......というか文面で明記した形での規制を設ける必要が出てきているレベルなんだろうな。それはまるで「一本ぐらい柱を抜いて材料費をごまかしても壊れていないのだからいいや」的な手抜き工事がどんどんエスカレートして、建物が強度不足で壊れて初めて大騒ぎになるような。

ただでさえコンビニ周りの成人向け雑誌への目は厳しくなっているし、さらにオリンピック関連でその辺の話はピリピリしている状態。権利の主張には相応の義務が連動していることを忘れると、主張していた権利すら損ないかねないってのを忘れちゃならんよね。


※追記:サークルに限らず企業配布の袋もしかり。サークルの場合は配布というよりは頒布になるのかな。そもそも論としてコミケに限れば、企業と一般サークルの境界線が曖昧になっている辺りも問題なのかも...まぁ色々な意味で再構築の時期に来ているんだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2014年8月16日 05:32に書いた記事です。

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