「悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段なら辞めておけ」値段に振り回されるな、というお話

| コメント(0)


反意語は恐らく「安物買いの銭失い」だろうなあ、という話。いくつかの選択肢の中から商品を購入する機会があった時、あるいは特定の商品を買おうか買うまいか迷っている時、その思案の軸が価格にあるのなら、それを取っ払って判断しろという話。価格の選択軸を無視すれば、純粋に良いものを選べるようになるし、価格での判断が優先してしまって商品やサービスそのものの内容への考慮がおざなりになることもない。

似たような話で「本当に質相応の価格を持つ商品は、その価格を有するだけの内容を秘めているので、目も肥えるし利用の際の便宜も相応に得られるので、結局価格以上の付加価値を手にすることになる」という話もある。良いものに囲まれないと、選択眼は身につかず、結局自分自身も貧相なものにしてしまうという話。この辺りが「無駄なものを10やめる事」につながっているのかな。

また「一番欲しいものを値段を考えずに買う」ってのは同時に、買い逃しを防ぐ意味もある。欲しいと直感的に思ったけど、ちょっと値段が張るので躊躇した。でもやっぱり欲しいなと思って再び足を運んでみたら、すでに品切れだった......という経験をしたことがある人は多いはず。「衝動買い」は決してほめられる話ではないし、個々の財力によって天秤をかける必要はもちろんあるのだけど「値段に振り回されるな」という教訓は非常に有益なのには違いない。値段に振り回されると、多分に財布の中身まで振り回されかねないからね。

まぁ、でも個人的には。「安い物の中にも良いものはあるよね」という事例もあるので(そもそも論として「なぜその価格になったのか」という点で、単に市場理論が過激に働いてしまった結果によるものもある)、今件を鵜呑みにするのも問題だなあ、とは思うのだけど(^^;; 少なくとも「良いものにはそれなりの対価が必要」ということは忘れないようにしないと。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2014年8月21日 07:57に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「読みきり漫画と連載漫画のストーリー構築の違い、そしてその活用」です。

次の記事は「「大人もチョコボール カフェモカ味」(セブン-イレブン)試食」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30