先日の渡米で最大の衝撃だったのは、最終日に探訪したココ。......いやもう、文字通りのカルチャーショックに骨の髄までまで揺さぶられましたわ。 pic.twitter.com/iUd46vwhOl
— 虚淵玄 (@Butch_Gen) 2014, 8月 28
先日までサンフランシスコで開催されていた「japanEXPO USA」に出席のために訪米していた、脚本家にして小説家、シナリオライター......つまりは文筆家としては一線級の人物として知られている虚淵玄氏による、ちょっと驚き的なレポート。場所が具体的にどこかは記述されていないけど、まあ写真を見ればPIXAR(ピクサー・アニメーション・スタジオ)であることは分かる(笑)。
敷地内にサッカーコートとバスケットコートとビーチバレーコートとプールとフィットネスクラブを完備してる映像スタジオって何なんですか一体!?? pic.twitter.com/HqI4RUePMC
— 虚淵玄 (@Butch_Gen) 2014, 8月 28
ワークスペースは流石に撮影NGだったが、外に輪をかけて凄い。みんな個室をDIYで好き勝手に改装して、石積みの中世の城とか、ジャングルに墜落した航空機の中とかで仕事してんの。部署ごとにバーカウンターがあって、たまにオリジナルカクテルのコンテストとかやってんの。
— 虚淵玄 (@Butch_Gen) 2014, 8月 28
もう毎日が学園祭っすよ。あいつら学園祭やりながら映画作ってるんですよ! そりゃ、かなわんよ... pic.twitter.com/NS6SS13TL5
— 虚淵玄 (@Butch_Gen) 2014, 8月 28
毎日が学園祭っていうのは言い得て妙で、ちょいと古い作品なら「ビューティフル・ドリーマー」のノリで作品を作っているようなもの。あの一種の異様なまでの高揚感が保たれたまま作品を作れるのなら、高品質なものが出来上がるのも納得はいく(もちろん安寧も必要だけど......って考えてみたら、その場での生活そのものが心の安寧にもつながるのか。気分転換をするだけなら旅行に出ればよいだけの話だし)。
@Butch_Gen 日本でいう所のトキワ荘を何倍にもグレードアップした住居件仕事場って考えると凄く納得します。
— パーソナリティP (@Yutaro1988) 2014, 8月 28
「トキワ壮を何倍にもアップグレード」ってのもナルホド感はある。ただアメリカの場合は日本と比べて個人を尊重する傾向が強いので、その分、個々の施設がよりゴージャスになるんだろう。写真撮影はアウトだったのは残念だけど、無茶苦茶すげー環境だったんだろうなというのは容易に想像できる。
@Butch_Gen 米国の友人が日本の某アニメ会社の設備を見たときに「こんなところあんなすごいの作っているの?」と驚いていましたが、その理由を間近にご覧になったご様子ですね...(吐血
— 兼光ダニエル真 (@dankanemitsu) 2014, 8月 28
ルサンチマンパワーで頑張ろう
— 有馬啓太郎 (@aryiaman) 2014, 8月 28
@aryiaman そんな環境だから、あんなもんしか作れないとも理解できる。(切実に必要な物が与えられるというのは、もの作りには重要だけど)
— 浅利与一義遠 (@hologon15) 2014, 8月 28
まぁ当然色々な意見は出てくる。過剰投資ではという話も理解できなくはないし、そのあたりになるともう価値観の違いでしかなくなるけど、少なくとも「必要不可欠なツールや環境」ってのは、創作物の質を上げ作成効率を高めるのには欠かせない。日本の場合、そのラインにすら達していない場合が多いからねえ......根性と精神力ではどうにもならないこと、多いってのは太平洋戦争で学んでいるはずなんだけど。
リソースが足りないのは創作物における製作側への報酬比率が少ないからなのかしら。それとも創作物の売上そのものが大きくないからなのかしら。考えることはいろいろありそう。
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