以前あるモスバーガーの店頭の黒板に「今日は第一次世界大戦のきっかけとなったオーストラリアからセルビアへの宣戦布告の日です」と書いてあった。店頭に書くこと自体も内容としてどうかと思ったが、とりあえずラの字を指で消して立ち去った。
— 三条院アルパカ (@Wasser_Spiegel) 2014, 8月 28
ちょっと小洒落た喫茶店やバーなどと同様、モスバーガーでは大抵において、アクリル板的な黒板、あるいは本物の黒板を使って原材料の調達元や今日一日の豆知識みたいなものを書き、街行く人たちに声をかけるような公知をしている。その場所を通勤通学路として用いていると、今日は何が書かれているんだろうかと結構目を留めてしまうモノ。で、その看板に書かれていたのが「え?」的な内容だったという小噺。
実際にサラエボ事件が発生したのは6月28日で、オーストリア=ハンガリーがセルビアに宣戦布告したのはそれから一か月後の7月28日だから、本件は一か月ほど前の話のこと。まぁ、トリビア的に書かれたのか、あるいは書くネタが無くて検索して無理矢理書き込んだのかまでは分からないけど、モスの看板の話としては少々殺伐としている。
さらにちょっとふいてしまうのが、よくある話なんだけどオーストラリアとオーストリアを勘違いして、「オーストラリアからセルビアへの宣戦布告の日」と書いてしまったこと。それ、仮に宣戦布告しても第一次大戦のきっかけにはならんやん......。そしてツイートした人がさりげに「ラ」を消して正しいものとするという、ほのぼのとしたオチが付く。閉店時などに看板をしまう際、店員が「あ、これは」と気が付くんだろうな。
7月28日を検索してみると、結構物騒な話がちらほら。当たりさわりがないものとしては「ニンテンドー3DS LLが発売」なんてのもあるけど、モスのWiFiと絡んで云々ってのもちょいと強引な気がする(笑)。こう考えてみると、新聞に掲載されている四コマ漫画を描く人のように、毎日のネタ作りは大変なんだろうなあ。
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