①【吉田調書】ヒーローが一転「逃げ出す作業員」「恥ずべき物語」に 朝日報道、各国で引用 - MSN産経ニュース http://t.co/uLwDIvPD2A
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 8月 23
②俺達しか持っていないはずの「吉田調書」を別新聞社が持っていた!? どうする?? 的な話かも http://t.co/8f3FP7c4Q5 や 「吉田調書」の件と情報のコントロールとインタビュー効果と http://t.co/qeyT6q9q8z でも、 ③そして本日の個人ニュース 一つの「吉田調書」から生まれる複数の内容、そして原本公開の話 http://t.co/x9jrtjH1U2 でも言及してますが、政府から正式に公開の話が出た時点で早急に朝日・産経両社は手元にある「自前の吉田調書」の全文を公開すべきでしょう。 ④さもなくば政府から「吉田調書」が公開された後に、その公式調書の内容とこれまでの記事内容に齟齬が生じた時に、説明が出来なくなります。無論これは新聞社の手元にある「吉田調書」を基に、各新聞社が誠実な、正確な記事を掲載したとの前提によるものですが。 ⑤また公式調書と、新聞社の手元にある調書の内容が異なり、それが原因でこれまでの記事内容が公式調書とは異なるものとなっていた場合は、「裏取りもしない資料を基に、多方面に大きな影響を与える内容を事実として報じた」とする問題が生じます。 ⑥そう、先日の「吉田証言」問題が好例です。無論これは朝日が間違いで産経が正しいことを意味するものではありません。様式としての事例として挙げたまでです。 ⑥早ければ週明けにも公式な見解がなされるとの報道もあります。各新聞社におかれましては、誠実かつ人として、報道に携わる者として正しい判断をなされますことを願ってやみません。 それこそ二つの吉田事件によるY2KならぬY2A問題として発展する可能性もある。それともナニかな。また32年ほど経過して、吉田調書関連の記事を担当した記者が退任してから、ようやく......というパターンになるのかな。あるいは双方ともフェイクでした、なんてことになったら、それはそれで新聞業界全体の問題に発展するのだけど。 またこれとは別に、そもそもどうしてこれだけ大規模に「吉田調書」が漏えいしてしまったのか、その点についても新聞社は追及しなきゃならないね。それこそ先日の「ベネッセ」での個人情報漏洩問題の時のように。自社、あるいは同一業界内で当事者がいるのだから、情報収集も容易でしょうし、ね。 吉田調書が今公開されるべきという流れになったのは、8/5の朝日新聞による「慰安婦報道の前提を覆す記事」の流れもあるかもしれない。数十年後になってから「正しい情報」が出て、長期に渡る混乱と誤解が定着するよりは、早めに解決すべき、みたいな。 その上で、「吉田氏による関係者評」を除いたのは、「既に死亡している評者の評に対して、評価された側がそれを覆すことができない、或いは【反論に対する再反論】が不可能」であること、及び「批判されていたかもしれない」人へのカードを伏せて温存だと思うんだが。 あと、「個人的な感情、個人的な主観、恣意的な印象」というのは誰にだってあるものなわけで、吉田所長を過度に聖人に祭り上げたり、或いは過度に臆病者として蔑んだりといった、もはや変更も弁解もできない個人に対する誹謗になるのを避けようと思ったら、そこらへんは出さないほうが無難。 「どう評価されていたか?」について、ネガティブな心当たりがある人は「いつか公開されるのではないか」とびくびくしながら今後を過ごせば良い。ポジティブな心当たりがある人は公開されなかったとしても困るまい。 (今件に関しては複数の新聞社がすでにマスター調書なるものを持っているかもしれないという要素もあるので、さらにびくびく感ではないかしらね)
先日個人ニュース
最悪(誰にとってか、はともかく)の場合、先日の「吉田証言」同様に、不確実なソースを基に多方面に大きな影響を及ぼす誤報が大手新聞社から垂れ流されたという、報道機関の存在意義そのものが問われる事態が露呈される可能性も出てきている。単に不確実ソースの利用による「事実としての」公知という意味に留まらず、これまでの他のニュースに対する信頼性も損なわれかねないという点で、事は重大。「同じ仕組みの上で情報が配信されているのだから、同じようなリスクは十分あるだろう?」と言われても否定は出来ない。
追伸:
やや補足的な話して、今回の公開に関する言及の中で、これは然りという指摘があったので、ついでにまとめておく。
確かに今件に関しては、報道されている通りの公開方法ならば(以前指摘した懸念は残るけど)ベターな選択だったんじゃないかな、という感はある。
コメントする