↑ 月の海のるあ(野上武志) 1-4巻
本日は日曜で郵便物は特異なものでない限り来るはずもないし、アマゾンのオーダーしたもののうち到着予定のものはナシ。にもかかわらず呼び出し音が鳴り、何かの勧誘かと思いきや、アマゾンからの宅急便。頭にハテナマークを浮かべつつラベルを見て、ああ、なるほどと合点がいく。
アマゾンでの【不破雷蔵のほしい物リスト(公開版)】の中で登録していた、「月の海のるあ」の全巻セットを何方かが贈呈してくれたのか......ありがたいお話。早速ガッツリと読ませていただきました。やっぱり描き下ろしが追加されていたのか。
この「月の海のるあ」ってのは今ではウェブ漫画の【まりんこゆみ】などの連載で知られている野上センセがかつて月刊アワーズで連載していた作品で、太平洋戦争がちょいと変わった終り方をして正史とは異なる戦後体系化にある世界の中での、......んー。戦前の戦記系冒険活劇とアクション系戦争漫画と、やはり戦前ライクなSF、そして某「ヤマト」と某「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」な作品の要素を詰め込んでごった煮した感じのストーリー。
色々美味しいところをつまみ食いしてあるけど、しっかりとストーリーは筋道立てられていて最後まで一気に読ませてくれるし(だから連載時は早く次の号を読みたくて仕方が無かった作品の一つではあった)、野上センセならではの豪快かつ大胆なアングルでの戦闘シーンはてんこ盛り状態。特に後半部分、単行本で4巻部分の展開は、読んでいる最中のスピード感がハンパない。
アワーズ連載時の号にチェックを入れて時々読み直してはいたんだけど、震災の際に山崩れが起きてから色々と整理整頓をし直した際に、アワーズは廃棄処分こそしなかったものの古めの号を山積みにしたこともあり、読めなくなっていた状態。
↑ 山積み状態のアワーズなど
なので今件のは非常にありがたいお話。誠にありがとうございましたm(__)m
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