2014年版「新聞の広告出稿マージンって3割くらいなのかな?」

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↑ 新聞広告費(企業などが新聞に広告を出稿するために支払った予算)と新聞社の広告収入(億円)(前者は年、後者は年度)(上)と、中間費が新聞広告費に占める割合(下)(いずれも2014年発表分から、概算)


毎年恒例、日本新聞協会の秋口分のデータ更新(部門別売上と従業員動向)が確認できたので、それに合わせてこちらで定期的に更新している、新聞の広告出稿マージンに関する記事も更新。LSでは珍しく上書き更新......なんだけどMovableTypeだと投稿年月が変わるとURLも変化しちゃうんだな、これが。

で、年度と年のデータをごちゃごちゃにして用いているので、「概算にもほどがある」という精度なものに加え、推定部分も多いので、本家では使えないのがタマに傷。

ともあれ各値を算出したわけだけど、2013年は新聞への広告出稿量は増えたけど、広告収入が減っている。単純計算では広告単価が落ちている次第。で、マージン比率はといえば......ほぼ変わらず。0.2%ポイント減だけど、正直この位なら誤差の範ちゅう。相変わらず3割足らずという水準。

新聞の発行部数は漸減中で、この動きに変化が起きる様子はない。デジタル版はじんわりと増加中だけど、これが部数・広告売上共に紙媒体版を補てんするまでには至っていない。マージン(率)に変化も無いので、新聞社が受け取る額は漸減する一方という構図は変わりなし。

マージンに大きな変化があれば、新聞社と広告代理店の間のパワーバランスに変化が生じた兆しと読み取れるんだけど、少なくとも2013年においてはその動きはないと見ていいんじゃないかな。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月22日 05:40に書いた記事です。

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