96歳の「艦これ」提督が引退宣言をした理由

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KADOKAWAのブラウザゲーム「艦これ」は多様な方面に影響を与えまくったことで知られているけど、その影響の一つが多様な属性、特にシニア層にゲームへのチャレンジの機会を与えたこと。子供や孫と一緒に同じテーマで話が出来るという、コミュニケーションツール的な役割も果たしているらしい。その中でも以前から結構話題に登っていた、帝国海軍の局地戦闘機紫電改の開発に携わっていたという96歳の祖父が「艦これ」をプレーしていたという方のお話。

自分が開発に携わった戦闘機がゲームの中で活躍し、その雄姿を見せているのだから、興味が沸かないはずもない。世代を超えたコミュニケーションも出来るし......ということだっただけに、その紫電改のパラメータに関して、思うところがあるのも当然。


零戦の52型丙以下というのはさすがにどうだろうか......と当方も想うのだけど、開発運営側にはそれなりの意図があるのだろうし、戦記物系では必ず起きうる「思惑の違い」っての多分にあるんだろう。あまりリアルに過ぎるとゲームの難易度が上がってしまうし。


元々紫電改は実物は艦載機型そのものが試作段階で終わっているし、航続距離の件も合わせて考えると防空戦で一層活躍するタイプの機体だから(とはいえ上で言われている零戦の52型あたりと比べると、この航続距離の点ではさほど大きな違いはない)、むしろ今後注目されるのではないかな......。試験運用された空母信濃が登場するあたりが転機になるのかも。

老師提督の復活を心から祈るばかりではある。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月 6日 08:52に書いた記事です。

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