与謝野馨が、アベノミクスは間違いであると言い始めたので、何か鋭い事でも言うのかと思ったんだが、
「国の財政とは家計と同じなんです」
と言い始めたものだから、それ以降は聴く気が無くなった。
いくらなんでも、家計と同じってのは無いわ...。(何年か前まで、私もそこを誤解してたけど^^;)
— タクラミックス (@takuramix) 2014, 8月 31
資本主義続けたいなら借金を清算しちゃいかんのよ。ってのが家計簿頭の人には納得してもらえないところ。
— 宗田威@底辺労働者 (@soudai3) 2014, 8月 31
必ず返すからもっと貸せ、と言って信用される主体が無いと維持出来なくなってるんだから、やめるか意味を理解させるかどっちかなんだけど、理解してもらえるはずがないのでアメちゃんが世界中の借金を背負う時代が戻らない限り不況が続くんじゃないか。
— 宗田威@底辺労働者 (@soudai3) 2014, 8月 31
国家財政をシンプルにイメージする際に使われる手法の一つが、一番身近にあるお金周りの構造ともいえる「家計」と同一化する例え方。ただし「分かりやすいと正しいは別物」の話にもある通り、単純に同じ云々としてしまうと大きなミスをしでかしてしまう。少なくとも国家財政と家計を同一視してイメージする場合、前提条件として周囲環境や内部設定を明確化しておかなきゃならない。それが出来ないと、指摘にある通り、そしてイコールと主張した人も主軸においている、借金の部分で大きな間違いをしでかしてしまう。
ソースはこれか 与謝野馨氏がアベノミクスは「花見酒の経済」と、竹中平蔵氏ら推進派とは真逆の意見を語る http://t.co/coD4ohvUDO 28日放送の「ニュースの巨人」で語ったのね
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 8月 31
「違うよ、全然違うよ」>>「国の財政とは家計と同じなんです」 ......まぁ概念を把握するにはその例えでもいいんですが、その場合周辺環境のおぜん立てが必要。それ無しに単に「国の財政とは家計と同じ」とすると「借金無い方がイイよね」という誤解が生まれてしまう。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 8月 31
国債周りの話に限っても、先日デフォルト(債務不履行)をかましたアルゼンチンのように、対外的な借金の場合は首根っこつかまれるのがオチだけど、国内に貸しているのが大部分の場合には、それほど大きな危機感は無い。もちろん借金には違いないので、自覚はしておく必要がある。この辺は住宅ローンも同じかな。住宅ローンの分だけ返済の負担は増えるけど、その分手持ちの住宅の資産が手に入るので、世帯全体の資産総量には大きな変化は無い(利息やら利用による価値減退はもちろんある。でもその分、居住することによる便益は得られる。ローンを完済すれば賃貸料金・ローン支払いによる負担ともおさらば)。
与謝野馨氏って財務大臣を務めたこともあるし、その他にも金融関連にはそれなりに経歴を持っているはずなんだけどねえ......理解していないのか、理解した上で「自分の主張のためには多少の詭弁やウソは許される」という考え方なのか。いずれにしても情けない感はある。
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