陸自車両が防災訓練準備中に水没 「災害時役立つのか」、飯塚市・遠賀川 #西日本新聞 http://t.co/rd4q99Kwgd
つまり何もかもお膳立てしてあげないと、自衛隊はまともに活動できないってわけだ。緊急時にはそんな好条件揃うわけないのにね。
先日目にしたニュースの中で少々気になるタイトルの付け方がされていたので、どうしようかなあと思っていたのだけど、想定しうるツッコミが確認できたので、良い機会だから。不安の声が上がるのは致し方ないけど、この類の指摘ってのはやや的を外している。
いや、事前に問題点洗い出すための訓練でんな事言われても
— 各務原 夕(暗黒非合法小学生) (@nekoguruma) 2014, 8月 31
実践のための事前チェックと経験の蓄積のための訓練で「失敗するな」「役立たず」というご意見に「オスプレイでの話と同じか」と思う系ふわりん 公式RT
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 8月 31
なんのための訓練だと思ってんだバカ> https://t.co/7pHK361wHO 訓練で判ってよかったじゃねえか
— ladysmoker (@lady_smoker_) 2014, 8月 31
そもそも論として「訓練」とは何ぞや、ということを考え直すと、失敗の類は想定しうる範囲のものであるし、むしろ実践において生じ得るリスクに対する対応を抽出模索するという点では、失敗の事例が出ることの方が望ましい。意図的にではなく、ね。実践と同じように行動して生じた失敗に対し、実践の場合なら起きうる損失を発生させることなく検証ができるのだから。訓練とは成功事例の積み重ねによる、慣れを習得するのと共に、失敗の可能性を検証する実証実験をも意味するのだな。
シンプルな例えなら、受験前の模擬試験で悪い点数を取った際に「だからお前はダメなんだ」と子供を罵倒し萎縮させ、レッテルを貼る親と、「悪かったところをチェックして本番に備えようね」と子供を諭して勉強させる親、どちらが正しい親の姿勢なのかということですね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 8月 31
つまりはそういうこと。試験勉強や運動などの大会前の練習と同じと考えれば良い。目の前で失敗を見せられて、不安の声が出るのは仕方ないけれど、それに便乗する形で罵倒をしたり揶揄をするのは、訓練の意味そのものを理解していないとして、逆にツッコミを受けても仕方がないんじゃないかな。
......これがさらに一歩進むと、指摘している通り、実地運用で上手くいっても訓練のことを繰り返し持ち出して来るという、オスプレイ方式になるわけだ。確率論的にオスプレイだって完全に安全とはいえないから(そんなものは世の中には無い)、国内でもリスクが体現化されるだろうし、その時には大いに騒ぎ立て、訓練時や試験運用時の話を持ち出してくるんだろうな、という預言師モード系ふわりん。
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