実りの秋がやってくると多種多様な栽培物の収穫状況が映像として公開され、またスポットライトとを浴びるようになる。中には奇抜な発想で、映像で見せられて「ああ、この発想は無かったわ」と感心させられるものも少なくない。今件もその一つ。
映像そのものに詳しい説明はないのでどこの情景かは不明だけど、どうもロシア語圏内でのものらしい。サクランボの収穫風景をとらえたものだけど、複数の男性が切れ込みを持つ大型のシートを取り出して、その切れ込み部分に木を入れて、地面をすっぽりとシートで覆ってしまう。その上で、木そのものをつかんでいる作業車で振動を与え、一挙に成っているサクランボを振り落とし、下のシートに落としてしまうというもの。まるで巨人が手につかんで振り落しているようで、あ然とすらさせられる。
木に成る果物の類を、木そのものを揺らして落とすってのは良くある話だけど、それを作業車両でがっつりとつかんでダイナミックに行い、いっぺんに落としてしまうってのは、実態を見せられると、コロンブスの卵的感覚を覚えることが出来る。
一方でちょっとした調整のミスでも木を痛めてしまったり、さらには折ってしまうのではないかという不安もある。まぁ、これだけの機材を用意できるのだから、大規模な農場で、そのトラブルの発生リスクよりも効率を求めたんだろうけど。
(ソース:【The Presurfer】)
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