「ブラック企業」という具合に、色で価値判断をするのは人種差別を惹起しかねない、という論考。考えさせられます。
http://t.co/tS8U8zH56l pic.twitter.com/OEtXUnBVo2
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) 2014, 8月 31
東洋経済の記者は喪服に黒使うの禁止な。 RT @Toyokeizai: 「ブラック企業」という具合に、色で価値判断をするのは人種差別を惹起しかねない、という論考。考えさせられます。 http://t.co/VEgwvYFLRS pic.twitter.com/XY2BW63bWj
— 緑一色( .??.?)? (@Allgreen76) 2014, 9月 1
詳細はリンク先から確認をしてほしいけど、論旨をまとめると、日本国内で最近使われている「ブラック企業」という言い回しは、「ブラック」=「良くない」=「黒人の方々」を想起させるのでヤメレ、国際的な規範です、というもの。そもそも論としてその規範が正しいものか、それこそ語っている側の差別意識の表れではないのか、文化的様式を他文化の中に「国際的な云々」というもので締め付けるのはいかがなものかなど、首を傾げるところがあったのだけど。
「ブラック」を人種差別用語とみなすのであれば、多くの黒人が住んでいるアメリカで「ブラックリスト」という名前のドラマが大ヒットしているので、まずそのことを徹底糾弾してはいかがでしょうか。
<「ブラック企業」は、人種差別用語である
http://t.co/50PZOUpLlG
— ryoko174 (@ryoko174) 2014, 9月 1
「ブラック企業」は、人種差別用語である 言葉の使い方に鈍感すぎる国内メディア http://t.co/cpb3wkM76m
【悲報】黒歴史、黒魔導士、黒執事、黒い霧事件、黒猫のタンゴ、ブラックジャック、ブラックサンダー、ブラックブラックガムなども人権問題に関わるので禁止
— 安田峰俊(迷路人) (@dongyingwenren) 2014, 9月 1
「色で価値判断するのはタブー」というのなら、そろそろ「グリーン=環境にやさしい」みたいな印象操作もやめて欲しいもんですな。 http://t.co/SEwoUCsXkk
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2014, 9月 1
「ブラック企業」は、人種差別用語である 言葉の使い方に鈍感すぎる国内メディアhttp://t.co/ROAictOXkt
じゃあ、「ブラックコメディー」「ブラックユーモア」「ブラックリスト」「ブラックジャーナリズム」「ブラックマネー」という言葉を使う海外メディアは超鈍感なんだな
— ニワカは相手にならんよ (@niwakaha) 2014, 9月 1
.@Toyokeizai 去年アメリカで流行ったドラマに「ブラックリスト」というのがあるんですが、これが人種差別だという話は聞かないです。高橋浩祐氏の記事は根本的な部分から的外れなのでは... http://t.co/NMu7QJfnwT
— JSF (@obiekt_JP) 2014, 9月 1
ブラックという単語をネガティブな意味で使っている用語が「黒人差別じゃないのか?」という「行き過ぎたワードポリス」的なディベートはアメリカでは20年くらい前にやってましたね。blackmail、blacklist、blackhearted等々
— Dr. RawheaD (@RawheaD) 2014, 9月 1
「うちは労働基準法を遵守しています。」「なら脱法企業な」 RT @Fuwarin: 「ブラック企業」たる表現が人種差別に抵触するとな? よろしい、ならば「違法企業」だ。
— むに (@munimunifuafua) 2014, 9月 1
あるいは「危険ドラッグ」に準じて「危険企業」かしらね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 9月 1
ブラック企業が差別用語とか言ってくる人たち用に
黒って言葉だと文句つけてくると思うので
漆黒とか暗黒とか完全なる闇とか眩き光を拒絶した鬱々たる夜とか大地を穿ち煉獄の底へと繋がる冥とか言えば良いのではないですかな?漆黒の騎士ヴィランザナードよ。
— 平野耕太 (@hiranokohta) 2014, 9月 1
......とまぁ、多種多様な方面から指摘やら「だったらこうすりゃいいんでは?」という、ツッコミがフルスロットル状態。「違法企業」「脱法企業」「危険企業」あたりは、いわゆる「窃盗」と「万引き」の関係みたいなところもあるので、ぶっちゃけそれに入れ替えてもいい気はするなあ、という感はある。
ただ今件に関しては、
「東洋経済 ワタミ」で検索するとワタミはブラック企業じゃないと主張する記事やワタミ提灯持ち記事がたくさん出て来たので、今回の「ブラック企業は人種差別用語」という主張もそういう流れで出て来たのかな、と思いました。
— JSF (@obiekt_JP) 2014, 9月 1
はっきり言っておこう。これがマスコミ自らの手による自主規制を招く言葉狩りだ!http://t.co/WA8fLB9cKz
「ブラック企業」は、人種差別用語である
— 笹本祐一@ミニスカ宇宙海賊12発売中 (@sasamotoU1) 2014, 9月 1
なる指摘もあるのに加え、執筆者自身がツイッターでの反論に際して指摘を認識するどころか罵詈雑言を浴びせたり、読者を今件に登場したキーワード以上の侮蔑的な表現で(編集者がこんな事を言っていた云々とフィルターを介しているけど)こき下ろすなど、もう少し深い問題が根底にある雰囲気がしている。
「差別だと 意図する想いが 差別心」という言葉もあるけど、このあたりの話は留意をする一方で、妙な勘繰りやら斜め上的な発想やらこじつけをすると、目立つかもしれないけど、色々とその反動もあることを留意しなきゃいけない気がする。
今件に限っても「ブラック企業」のブラックという言い回しには、黒人の方々を意味するものは全くなく、日本における表現「白黒つける」の黒から来たもの。そこを無理に「連想するから差別だ」と断じるのなら、世界に浸透しているすべての他言語に関して、あらゆる類似の意味合い、読まれ方についてのチェックをしなければならなくなる。また「想うかもしれないから」というレベルでの話に火をつけるのは、指摘の通り「無用な自主規制を招く言葉狩り」になりかねない。
「御忠言」とかいう言い回しもちょっと前に流行ったけどね。......というか、書き手の方御本人は読み直している最中に、首を傾げなかったのだろうか。
ブラック企業って言っちゃダメらしいので厚生労働省が正式文書で使っている「使い捨てが疑われる企業」「賃金未払い企業」の方を積極的に使っていこう(提案)
— 野生の男 (@yasei_no_otoko) 2014, 9月 1
この発想もいいかもね(悪魔の実在を信じたくなるような、ゆがんだ微笑)。
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