コミケ袋、周囲の目と本人のハイテンションと

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コミケに限らず即売会の類全般に言えるけど、まあ規模や知名度も合わせ、「コミケ袋」と集約した方が分かりやすいだろうな(今件では特に表現上、公的な場で露出するのには問題があるような絵柄が配されているものを意味する)、特に他意は無いということで。そのコミケ袋に関するお話。先の「紳士袋」も一つの案ではあるけど、「コミケ袋」の存在に関しては、自主規制云々の領域を超えて、こういう話が出ている。

何というのかな、コミケなりの即売会という「非日常空間」の空気を、「日常」の中に持ちこんだらダメだよ、という話。プールで水着になるのはいいけど、そのまま街中を歩いたらアウトでしょ? そんな感じかな。


まさにこの通りで、「非日常」でのハイテンションのあまり、「日常」における決まりごとがぽーんと外れてしまう感じ。アクション映画を見た後にテンションが高まりを見せ、ついついその真似事をしてしまうような、そんなところ。気持ちは分かるけど、でもラインを守らないとね。


不文律や倫理というガイドラインで守られているのならまだ良いのだけど、それを破る状況が出てくると、結局皆が規制を受けるルール、成文法的なものがが作られてしまう。それはそれで堅苦しいしきゅうくつだし不便だからこそ、先手先手でやらなきゃとは思うのだけど......一歩間違えると「自主規制の暴走」に走りかねないので、その兼ね合いが難しい。


結局、そういうこと。

現状がマズイラインにある実態は変わりない。


個人ベースでやらかされる分には手の打ちようがないんじゃね? という指摘もある。まぁそれはそれで上記にある通り、個人の話であり、仕組み全体の問題では無いという、正論で反することもできるので、大きな問題では無い。ただ報道などは個人の事例を仕組み全体のものとして見る可能性は多分にあるけどね。その方が楽だから。カテゴライズ化してレッテルを貼れば、ハイバッシング対象の出来上がり、みたいな。

いずれにせよオリンピック開催が近づくにつれ、この辺の話はセンシティブになってくると思うので、運営側や参加側は先手を打つ必要があると思うんだけどな。先の「紳士袋」みたいな発想とか、ステキじゃん?

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このページは、不破雷蔵が2014年9月 3日 07:04に書いた記事です。

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