「会社の美味しい水飲んでたら給料から水代が引かれてるよ、どうしよう?」「えっ」

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給与明細に書かれている源泉徴収。要は税金をあらかじめ会社側が差っ引いておくというもので、年末には各種計算が行われて取りすぎた場合は戻ってくることもある。フリー系のお仕事をしている人は特に重要なものとして知っている人も多いけど、元々金銭周りにあまり縁が無い人が会社勤めなどをし始めた際には、この言葉自身を知らないことも多く、こんな話が生じてしまう。ネタの可能性はあるけど、あながちまったくありえないとも言い切れない、そんな小噺。

駐車場の月額料金のことを「月極(つきぎめ)」と書くことが多いので、それを会社名と勘違いしてしまい「なんて壮大なグループ会社なんだ」と誤解してしまうのもよくある話。あとは建物の隅っこで良く見かける「定礎」とかね。

まぁ月極や定礎は間違っててもそれを指摘された際に赤っ恥をかく程度ですむけれど、源泉徴収の場合はお金が絡んでくる。サラリーマンとかなら勝手に会社がやりくりしてくれるからあまり問題はないように見えるけど、今後サラリーマンが計上できる必要経費項目が増えて来るので、場合によっては確定申告などをした方が、税金の上で有利になる場合も出て来るから、のんきなことばかりも言ってられない。

本当は源泉徴収なども含めた、基本的な、日々の生活でも触れることが多いお金周りの概念や言葉は、「金融経済」みたいな授業項目を作って、小中学生のうちに修得させておくべきだと思うのだけどね。利子計算とかさ。お金の貴賤云々の点で、日本人ってどうも「お金はダークなものだ」という考えが心の奥底にある人が多いのは、突き詰めると基本部分の知識不足も一因じゃないのかな、と思ったりする。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月 3日 07:31に書いた記事です。

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