公共の電波に乗った番組の内容を書き連ねて「ネットニュース」を名乗れる神経の太さには本当に感心する。小学校の壁新聞でも「きのう悟空がフリーザをたおしました!」とか書いたら,もうちょっとマジメにやれって言われるだろ。
— 上山道郎 (@ueyamamichiro) 2014, 9月 3
恐らくは何らかの複数のサイトを見ての話だとは思うのだけど、前後に指摘している具体的なサービスなどは無し。ただ、確かにいくつかイメージできるものはある。「先日放送されたテレビ番組ではこんなことを言っていたが」「先のラジオで●×が語ってたが」で、大体その概要を繰り返し、あとは良くて「ネット上での反応」。これは確かに指摘の通り、学級新聞で「昨日悟空がフリーザを倒しました」と書いたようなもの......ああ、でも今の学級新聞(があるとして)も、似たようなことをやらかしている可能性は多分にありそうな気がする。
ただこの様式、多分に「公共の電波」の方が先行していた感があるのよね。朝方の奥さま向け番組などでよく見られる「今日の朝刊」的な奴。各紙の早刷りをずらりと並べてその概要、美味しいところを読み、それについて詳しい解説などはせず、場にいるコメンテイターに一言二言、他愛もない事を語らせるってのを繰り返すパターン。新聞を読まなくても一方向性のメディアでざっと理解できるってメリットがあるからか、結構ウケはいいらしい。その手法を媒体の立場を変えて行っているだけな気がする。
実際、【ネット上の情報拡散の元ネタ、トップは新聞社サイトでもYahoo!ニュースでも無く...】にもある通り、ネット上でも拡散されやすいネタはテレビからのもの。テレビは皆が観ているので共有性のハードルが低く、食いつきやすいってのもあるのだろう。
一方で、指摘されていることも良くわかる。楽ではあるけど、例えの通りで、「それ、何の意味があるの」感は否めない。公共の電波に乗った話をトリガーに、補足解説をしたり、論調を語ったり、関連する事項を結び付けさせるのならともかく、ね。
そして、マジメにやってる方も馬鹿らしくなっちゃうよなあ、という、ツイートの背景にある意味も、じんわりと感じることが出来るのは、当方だけだろうか。
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