.@tebasaki_s さんの「朝日新聞報道「特許、無条件で会社のもの」」をお気に入りにしました。 http://t.co/Qxb3vZorVz
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 9月 3
......ということで、就業者が就業過程で発明し特許を取得した案件について、これまでの方針を変えて企業のものにするという話で方針が固まったとの話。掲載されているイラストも、いかにも「悪徳企業」「善意の社員」的なタッチで描かれ、搾取される市民的な感じ。で、当然まとめなどにある通り、あちこちから反発があがっている。
でもこれって、現時点で朝日新聞「のみ」の報道。そこから色々転用されて伸びてるだけなのでホールド。詳細が分からないことには何とも言えない。一次ソースの無い、先行する新聞報道のみで判断すると痛い目にあうのは何度も経験しているので。そして一次ソースがあったとして、その内容を見ると、新聞で語られている内容は、実は多分に誤解釈だったということもある。
仮に今件報道が正しいとしても、色々と意見がなされており、単純に「企業が悪い」「社員がかわいそう」とも言い切れない感はある。まぁ、扇情的にはあおりやすいネタではあるんだけど。
職務発明について、皆さんかなり誤解されているね。優秀な人に出ていってほしくなければ、報酬なり給料なりで優遇すればいいだけじゃないかな。著作権と一緒。
— (:]ミ(:]ミ(:]ミ (@KTets) 2014, 9月 3
優秀な営業社員が大型の契約を取ってきたからといって、営業社員がその契約の当事者にならないのは当然だしね。
— (:]ミ(:]ミ(:]ミ (@KTets) 2014, 9月 3
非研究従業者との公平に加えて、研究従業者間の公平(たまたま発明に成功した従業者にのみ「分け前」が与えられる制度で良いのか)という問題も。特に研究開発において分業制が敷かれた企業、技術分野においては。
— Shimanami Ryo (@shimanamiryo) 2014, 9月 3
ところで、「特許は企業のもの」を法制上どう実現するか。選択肢としては、1)発明者主義を放棄して発明者以外の法人に原始帰属させる、2)発明者主義を維持したまま法人も発明者たりうるとする、3)発明者主義を維持し従業者にいったん原始帰属させた権利を法人に当然承継させる、くらいか。
— Shimanami Ryo (@shimanamiryo) 2014, 9月 3
発明者主義を放棄するのはおおごとなので、現実的には2)か3)かの選択になりそう。ちなみに著作権法は、創作者主義を維持したまま、職務著作(著15条)については2)を、映画の著作物(著29条)については3)を、それぞれ採用している。
— Shimanami Ryo (@shimanamiryo) 2014, 9月 3
しかし、会社の業務で行った内容が特許に値する場合、その権利は誰のもの?というのはなかなか興味深いというか、そもそもチームで作業して得られた知見はどうなる?とかパンドラの箱空きそうで面白いですね。
— H.M.S.BlackPrince (@HMS_BlackPrince) 2014, 9月 3
特許自体は紙の束になった段階でもうすでに死んで、あとは法律と権利ゴロの飯の種になるような気がするので、特許を継続して出せるチームを維持するほうがいいような気がしないでもなく、ここらを見誤った会社から人が出ていくのかな(そんな会社が市場価値のある特許出せるのか?というのはさておく)
— H.M.S.BlackPrince (@HMS_BlackPrince) 2014, 9月 3
思うに、現在の研究開発って、かなりの部分資本集約的というか装置産業というか、とにかく金がいる!状態なんで、その金は誰が集めてきたのか?という問題になるのかな。と、そいえば19世紀米は特許特許でがんじがらめな感じなんだけど、そこでの発明家とパトロンの権利関係はどうだったんだろう。
— H.M.S.BlackPrince (@HMS_BlackPrince) 2014, 9月 3
@junhiyoh 6月段階では発明者に対する報償を条件に認める案が出てる、レベルだったってたんですが、それがひっくりかえった、というのは朝日ソース以外ないんですね。まぁ詳しい情報ないうちに吹き上がるのは馬鹿らしいですが。 http://t.co/ppZsvNKWyp
— H.M.S.BlackPrince (@HMS_BlackPrince) 2014, 9月 3
第7回特許制度委員会の、これまでの議論の整理、と朝日新聞の取材結果との整合性について少々困惑している。どこソース?というか、なんで今日の議論の結末がわかるの?という。 http://t.co/t0iKAuf6pZ
— H.M.S.BlackPrince (@HMS_BlackPrince) 2014, 9月 3
実際の公的文章や公式見解を基に、検証する必要があるってこと。単純に良い悪いではなく、内容次第であるし、さらにケースバイケース。例のLEDの件が大きく取り上げられたので、企業内発明は概して個人ベース的なものという印象は強いけど、そうとも限らない、むしろ少数派的な状況なのが実情。
問題なのは朝日新聞の報道をトリガーに、ヤフー個人とかBLOGOSとか、いわゆる少数記者型のニュースサイトが、ここぞとばかりにバッシングの記事を掲載しちゃってるのよね。話の内容的には朝日新聞側の勇み足であってほしいけど、仮にその場合、各ニュースサイトはどのように収拾つけることやら......。逆に朝日新聞の報道通りなら、ますます炎上するだろうけど。
で、今後朝日新聞側はいつ、今件に関する続報を流すのだろうか。
http://t.co/dJ524PY9WP RT @himazins: 真実は32年後。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 9月 3
......ってことはないよねえ......(w
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