基本的に常識の範囲内での設定の概念をぶっちぎって、半ば何でもありの俺様ワールドを構築していくのがラノベの良いところでもあり特徴でもある。当方も親族に書き手が居るのであまり大きな事はいえないのだけど、その奇想天外ぶりには「この発想は無かったわ」「ああ、それでいいんだ」「これはないだろう」と色々と新たな世界への扉を開かせてくれる。
で、そのラノベの新シリーズ「女騎士さん、ジャスコ行こうよ」に関する逸話。作品そのもの内容はまだ未発売なので詳しくは分からないけど、恐らくスーパーとしてのジャスコが近代文明を知らない人達、あるいは地方に住まう人たちにはあこがれの場所ということで、象徴扱いされているのだろう(説明にも「作中においてジャスコは理想郷の扱いになっていて」とある)。別世界の人たちにとってはもちろんだけど、地方の人に云々ってのも理解は出来る。小さな商店街しかない場所に突然どーんと大きなスーパーやらデパートが建つと、その多種多様な品揃え、さまざまなサービスの提供場所の展開に、桃源郷扱いされても当然の話。ラノベの題材として取り上げる、タイトルとして使うのは、実は結構イケてる感はある。
......と思ったのだが。
※ ジャスコ豆知識 ※
ジャスコというブランド名は2011年3月1日にサティとの統合によりイオンに転換したため、国内では消滅しています。
......とのこと。つまりかつてジャスコだった店舗そのものは存在していても、名称としてはすでに消えているということになる。まぁあれだ。別世界線の話としてとか、さらなる自由な発想が盛り込めそうなので、ある意味都合が良かったのかもしれない。
さらにいえば。
昔から行ってたジャスコはイオンになろうとジャスコだし、今でもジャスコで話が通じるからジャスコでいいのだ。
— にっち (@niche510) 2014, 9月 5
ということなんだろうな。伝説の名店舗、地域のハッピーパラダイス、ジャスコ。ああ、いいなあ、これ。
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