電車で目の前で化粧をするというのは、こちらを虫程度にしか考えておらず、「お前は眼中にない」の表明なので、その手の女に不快感を持つのは当然だと思います。
— 深爪 (@fukazume_taro) 2014, 9月 6
以前リサーチバンクの調査結果として【よく見る「電車内化粧」、実は女性自身も否定的】を掲載した際に、実に多くの賛否両論の御意見をいただいた「女性の電車内化粧」について。当方は元々化粧の類をすることは滅多になく(オシャレじゃないし)、さらに女性でもないことから、この行動者自身の心境が今一つつかみきれていない感があった。
で、この指摘を受けて思いっきり腑に落ちた。なぁぁぁぁぁるほどザ・ワールド
戦記物の漫画や小説の中で、日本人を人間として見ずに猿扱いしているから、外国兵は日本人の前で裸になっても気にしないという描写はちらほら見受けられる。また宇宙戦争系の作品で、価値観や見た目の違いがあるので、羞恥心にずれがあり、普段「恥ずかしい」と思っている行為について、相手は一向に気にしないというシーンの記述もよく見かける。さらには人前であがってしまったときに、目の前にいる人達を大根や焼きそばパンと思えば緊張しなくなる、とかね。
要はこれらと同じで、電車内に居る他のお客を、自分よりも遥かに下層の人......というか自分自身がはるか上層にある人として認識しており、周囲の視線も虫に見られているようなものだと思っているからこそ、大胆な行動が取れる。そのような分析ならば、一連の動作も納得がいくし、だからこそ化粧をしている女性に対し、周囲が不快感を持つのも理解できる。
つまり女性の電車内化粧は、その化粧行為そのものに対してではなく、周囲への気遣いや配慮に欠けるどころか、周囲を人として見なしていない、それこそ虫や無機質的なものとしてしかとらえていないという意図が見えるからこそ、不快さを覚える次第。
次の機会に同様の調査結果による分析記事を書く機会があれば、この概念を忘れないようにしておかないといけないな。
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