カタカナで形容されると何となく信じちゃうよね、デトックスとかナチュラルとか

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具体的な店舗名の言及はさすがに避けるけど、先日から被災地域を名指して、しかも裏付けのない内容でバッシングをした上で、「でもうちのパンなら安心安全、高いけどそれだけの価値はあります」的な、宗教的な啓蒙をしながら自家製パンを売る業者の話が話題に登っている。素直に自前のパンの高品質さをアピールすれば良いのに、根も葉もない話を持ち出して比較対象にして、自前の商品を相対的に底上げしようとするからタチが悪い。

そのような中で、該当する商品について、デトックスやらなんやらと、何だか詳しい事は分からないけど、それとなく良さそうだよなあ、という感じのキャッチコピーがやたらと使われているので、消費者を煙に巻くキーワードとして「デトックス」などのようなカタかなのコピーって使われるよねえ、という話。この切り口って、食品だけではなく、マッサージやエステ、さらには美容品関連でも多用されるよなという指摘もまさに然り。

「免疫力アップ」とか「ニューロ」「ファジー」「ナチュラル」って言葉もそれっぽい。結局具体的にどのようなものを指し示すかはほとんどの場合は説明されておらす、ぼんやりとしたイメージが先行して、それでオシマイなのよね。昔なら「コンピューター」が良い例かな。カタカナでそれっぽい用語なら何でもアリというところ。日本人の「外国(カタかな)無条件賛美」な傾向を悪用したものともいえる。ある意味、権威主義の悪用でもあるわな。カタカナに権威を覚え、それだけでひれ伏しちゃうようなところ、あるものね。


こういう指摘もあるし、ね。くれぐれも注意しよう。

ちなみに。件のパン屋だけど、店主は本も出している。その中で「自分のような小さなところでも売り上げを挙げたのは、テレビに出て有名になって客が押し寄せたからだ」として、その手法を積極的に勧めている。でもその方法が仮に上手くいったとしても、一過性のもので、中身が相応のモノでないと継続しないのよね。結局その状態に陥ったからこそ、テレビ出演の次の手段として、恐怖を煽って相対的に自社商品を持ち上げるという、マーケティング方法を使い始めたのかな、と仮定すると、色々と納得が出来たりする。人としてやっちゃいけないことではあるのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月 8日 07:39に書いた記事です。

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