自分も商業本なり同人誌なり山ほど読んで、面白いなーとは思うものの、全部の感想なんて到底かけるわけがないわけで、そう考えると、たった一言でも感想口にしてもらえることって、どんだけ貴重なのかよくわかる。
— たまごまご・オブ・ザ・デッド (@tamagomago) 2014, 9月 8
ブログ全盛時は作品感想が比較的容易にリサーチできたけど、SNSでは「買いました」という位の短いレスポンスがメインで読者さんの顔が見えづらくなった事もあり感想は書いて頂けると本当に嬉しいですし、助かります。>RT
— ざらぶP(多忙につきレス減少中) (@zarabu01) 2014, 9月 8
雑誌や単行本なら付属のアンケートはがきに感想をしたためて送るのが一番で、直に作者先生の手元に届くことになるし、編集部・出版社への影響力も大きい「読者のひとこと」。選挙の一票みたいなもので、自分のひと挙動など大したものではないかもしれないと思いがちだけど、実はそれは大間違いだったりする......というのはよく聞く話。ただ、はがきって出すのが面倒くさいのよね。ハードルが高い。それも事実。
で、結構最近ではアマゾンのコメント欄が(書き手側がリサーチする際の材料として)重要視されていて、アマゾンの感想執筆を求められる事例を良く見受ける。不特定多数の人に触れるからだろうね。料理店系の情報サイトみたいなものだ。ただそれもまた、はがきと比べれば低めだけど、ハードルとしては決してすいすい飛び越せるものじゃない。
少々驚いたのは、ブログに書かれている本の感想を、作者サイドが結構ガッツリとリサーチしているという話。いわゆるエゴサーチ的なものをやっているんだろうな......と思い返してみたら自分自身の心当たりも多分にあるので、ああなるほどと納得。
ソーシャルメディアは意志疎通のハードルを思いっきり下げたのが特徴であり長所ではあるのだけど、その分深いところまで読み通すのが難しいってのも事実。読み手としては読書感想文を書くために読んでいるわけではないし、文を書くのは苦手だという人も多いので、強要は求めないけど......せっかく意志疎通のハードルが低くなったのだから、良い作品に出会ったら、ちょっとした感想と共に作者先生に向けてメッセージを送るってクセを付けてみるのもいいかもしれない。
それが描き手にとって糧となり、作品への意欲が増し、よりよいものを読める機会が得られるのなら、感想を送った側にもプラスとなるのだから。
コメントする