国家存亡危機レベルの巨大噴火とリスクの天秤と

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リスクをゼロにすることは不可能で、取捨選択などをしていかにリスクを減らすかが、物事の判断の際には常に求められる。街を歩いていれば自動車事故に合うリスクがあるから、ならば外出しなければ良い、食事をとれば食中毒の可能性がゼロではないし、それをトリガーとして死に至るかもしれないから、食事はとらない、勉強するとストレスでノイローゼになり自分で自分を傷つけてしまうかもしれないから勉強しない。そんな判断はまともでは無い。それと似たような雰囲気を覚えるのが、今件で指摘されている話。


一部で流行っている「ベクレル・ゼロ」などという考え方もこの極論的なもので、リスクマネジメント的な発想という点では、まさに「美味しい所取りで自論を形成している」的なところがあるのよね。確かにそのような事象が起きれば該当施設は危険に陥るかもしれないけど、そのような事態が起きたらとの想定を、他の事案でせずに今件のみで行うのは何故だろう、という。

まぁ結局のところ


という話に行き着くのだろうな。【「石炭火力発電所」の石炭灰放射能は最大で国内191Bq/Kg】でも挙げられているけど、放射線一つとっても石炭の火力発電所でも相当量が発生している。期待値計算の概念を取り入れて考えると、多分に非論理的であることは疑いようのない話ではあるのだけどな。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月 9日 08:02に書いた記事です。

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