コンビニ店員に土下座させ動画投稿、39歳無職男を逮捕(産経新聞) - Y!ニュース http://t.co/pDxc151Rvf
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 9月 9
逮捕容疑は8日、茨木市内のコンビニで、中村容疑者の知人が男性店員と口論になったことに乗じ、店の経営者らに「うちの若い衆が店に車で突っ込む言うとんぞ」と脅迫。さらに「謝るの普通は手ぶらちゃうわな」と要求し、たばこ6カートン(販売価格計2万6700円)を脅し取ったとしている。
逮捕容疑は単なる恐喝で、昔からありがちなもの(良し悪しは別よ?)。その行為が動画投稿サイトに投稿されて披露されたというのが、今風......というと言葉が悪いけど、その様相を呈している。で、この話に関して、昨今の小売業周りの姿勢、社会的な認識に問題があるのではないか、だからこのような行為がなされてしまうのではとの意見があった。全面的に賛同というわけではなく、あくまでもこのような考えもある、一部は賛同できる部分もある、ということで。
ファミマの件、無茶苦茶な客が「金払う言うとるやろ」って言ってるの、現代の日本を象徴していると思う。金のためならすぐに謝り媚へつらう売り手、理不尽に振舞う消費者。これはDQNだけの問題ではないよね。不況もあって消費者至上主義、拝金主義が世の中に蔓延して、こういうことが起こっている。
— ぱんなこった (@pannacottaso) 2014, 9月 9
金を払いさえすれば王様のように振舞っていいと思ってるこの風潮、もういい加減にした方がいい。大抵の人は労働者として売り手側に回らなければならないのだから、消費者至上主義だと全体としては世の中が疲弊するだけ。
— ぱんなこった (@pannacottaso) 2014, 9月 9
だから僕は「非効率」だとしても零細自営業を守れって言ってるんですよね。頑固親父が過当競争で商売出来なくなったら拝金主義になるの、当たり前やん。
— ぱんなこった (@pannacottaso) 2014, 9月 9
近所の駄菓子屋の婆さんは、いらんものを買おうとすると説教を垂れ、「お前は親からもらった小遣いを好き勝手に使おうとしているだけだから、そんな者に頭を下げる必要はない」という態度だったが、今考えると圧倒的に正しかった。
— たぬきぼん・アイラー (@tanukibon) 2014, 9月 9
カネさえ払えば神様っていう消費者至上の拝金主義の問題点は他にもあって、前も言ったけど、単にモノとしての原価との釣り合いしか考えなくなったことですね。手間賃とかサービス料とかを一切計算に入れない人が増え、そしてそれらを省くことが称揚されるのはおかしい。プロの仕事を何だと思ってんだ。
— 永観堂雁琳(えいかんどうがんりん) (@ganrim_) 2014, 9月 9
コンビニとかファミレスの店員が丁寧な口調で接客してくれるのも、ありゃタダじゃないんだよ。「スマイル0円」ってのは店の謳い文句であって、本当にそう思ってはいけない。
— 永観堂雁琳(えいかんどうがんりん) (@ganrim_) 2014, 9月 9
いわゆる「原価厨」的な指摘、「手間賃とかサービス料とかを一切計算に入れない人が増え、そしてそれらを省くことが称揚されるのはおかしい」ってのはまったくその通りで、見えない部分の価値が軽視されているってのはなるほど感がある。海外と違って日本の場合、チップを支払う慣習がないけれど、そのあたりも連動しているのかなあ、と考えると色々と複雑な気分になる。
海外の人が日本に来て「あれだけ親切にしてくれるとは」と驚くのは、バックグラウンドに「対価も無しに」というものがあるから。日本ではそれを暗黙の了解として呈する側と受ける側が双方とも理解し、さまざまな見えない部分の対価は商品の価格そのものに同梱されているのも同じであると認識しているうちはいいけど、それを忘れてしまう、教えてもらわずに知らないと、「原価厨」になってしまうのも当然なのかもなあ、と思ってしまう次第。
拝金主義はシンプルだし、手法次第では悪くない。ただしその場合、「モノとしての原価との釣り合い」ではなく、背景にあるさまざまなものをひっくるめた上でそろばん勘定をする必要があると思うのよね。
あるいはそもそも論として「お金って何だろう」あたりから始めないと、難しいのかもしれないけど。お金のやり取りがデジタル経由で行われることが多くなって、実感がつかみにくくなったのも一因かもしれないな。便利・不便とはまた別の問題で、さ。
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