ベネッセ、情報漏洩2895万件に 補償は500円の金券 :日本経済新聞 http://t.co/TJCv7cEysN
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 9月 10
先日から大きな話題を集めているベネッセの個人情報漏洩の話。10日付で「財団法人 ベネッセこども基金」の設立や情報セキュリティ企業の創設など共に、対象顧客に対して500円分の金券をお詫び......というか補償として送ることを明らかにしている。
この500円っていう相場、【個人情報の流出で苦痛。慰謝料の相場は?】で詳しく説明されているんだけど、個人情報保護法の成立以降提供されるようになった慣習みたいなもので、2003年から2004年の間に相次いだ漏洩発覚事件で500円から1000円程度の対価がなされたため、500円ってのが相場として定着してしまった感がある。実際今回も500円だった。
「数が多いから仕方がない」「どの道漏れた情報って大したことないんでしょ」的な意見もあるだろうけど。情報漏洩は極力防がねばならないという、企業に対するストッパー的な役割も果たすはずのお詫びのレートがこの額で固定されると、こんな話も出てくるんだよね。
ベネッセの個人情報流出事件で、被害者に500円の金券を配布したということから鑑みるに、最初から一人一人に500円を支払えば個人情報の管理はザツでもよいのではないか。
— 伯爵北条久奈 (@Hisana_) 2014, 9月 10
無論企業側はこんな話を公言するはずはない。けれど、レートが普及してしまうと、消費者・顧客からはこんな感じで思われても仕方がないということになる。「もれても500円/人ってことは、一人頭の情報料ってそれ位で企業は試算してるんでしょ?」的な。
情報の取り扱いに対する信頼性を考えると、あまり良くない状況だとは思うのだけどな、これって。
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