木製のブランコみたいな枠に16個もの巨大な振り子をぶら下げて、片方の板に固定する。で、一度にその板から外すと最初は振り子の特性に合わせてばらばらな触れ方をする。見た目も非常に面白い。でもいつの間にかそれぞれの振動が他の振り子に影響を与え、いくつかのグループにまとまるような動きを見せたかと思うとまたバラバラになり、次第に直線化して2つのグループに。そしてまたバラバラになったかと思うと、今度はヘビのような蛇行的ラインを描き、最後にはほぼ一直線に。 論理を知っていれば当たり前の挙動にしか見えないかもしれないけど、直に目の前でその動きを見せられると、やはり感動してしまうものがある。科学実験とはかくあるべき、特に子供に興味関心を持ってもらうための切り口のお手本みたいなものとして、参考になる映像ではあるよね。
定期的に揺れ動くものをそばに置くとその振動がお互いに影響を及ぼしあって、少しずつ同調し、いつの間にか同じような動きをしてしまう「同期現象」。以前【64個ものメトロノームがいつの間にか揃ってしまう不思議】でメトロノームをたくさん用意して一度に動かした上での実験映像を紹介したけど、今回は数ではなくて大きさで腰を抜かすようなタイプの実験(同期する理由そのものは専門家の方々の解説【同期現象の数理】や
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