以前スパムメールの類を現実のものに置き換えたらどうなるか、という話の動画を紹介したことがあるけれど、今回のはスパム的メールも含めたメールのやりとり全体をリアルにしたらという仮想設定のもとに再現された映像。ただねえ、これ観ると分かるんだけど、タイトルこそ「リアルな電子メール」ではあるんだけど、多分にチャット、メッセンジャー的な扱いがされているのよ。
電子メール周りの話で何度か言及しているけど、電子メールって基本的に読み手の都合で自由にチェックできるのがメリットの一つ。これは物理的な手紙と変わらない。ところが今件のやり取りを見ていると、「受信した直後に開封、閲覧」ってアクションが前提として話が進んでいるっぽいのよね。
やりとり自身は「ファイル添付したけどからっぽだよ」「ああ間違えた、もう一度送るよ」とか、色々アイコンつけてメッセージに起伏つけている場合もあるけどリアルで考えると結構キモいよねとか、「スパムメール来たら、この動画のように送り主をぶっ叩けたらいいのにね」とか「可愛いからこれみてよ、転送されてきたんだけどさ」ってあるけど迷惑だよなあ、今仕事してるんだよ、とか。面白くはあるし電子メールのやりとりでも起きうる話なんだけど、その多くは、まるでソーシャルメディアかコミュニケーションアプリでのやり取りなんだよね。
足跡問題や既読問題などに代表されるように「メッセージはすぐに相手が読まないとダメ、許さない症候群」的な話って、実は日本だけのものじゃなくて、海外でも浸透しているのかなあ、と思うと複雑な気分にさせられたりする。
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