白亜紀に生育していたと言われている小型恐竜、ヴェロキラプトル。「ジュラシック・パーク」にも登場した、今では結構有名どころの恐竜の一種で、後ろ足の鋭い爪や長いしっぽが特徴。そのヴェロキラプトルを自転車に造形として装着し、あちこちを走り回ってみたという、ノルウェーの芸術家 Markus Moestue氏のドキュメンタリー。
......ということではあるんだけど。これ、テレビのバラエティに出てきそうなシロモノ。そもそも現在伝えられているヴェロキラプトルと比べると随分と大きめだし、自転車の前の部分に首、後ろの部分にお尻以降の部分をつけた、ちょっとおまぬけな造形。自転車の走行と共に動くようなギミックはないので、ずっと首も固定されたまま。
牧場のそばを走れば馬は逃げ出すし、周囲の人からは指を指されるし、若者達に囲まれてあちこちぶち壊されるし、なんだか「へんなおじさん」的な状態。ペダルをこぐと首が動くとか尻尾を振るとか、もうちょっと凝った造形だと面白かったのだけど(っていわゆるアートなのだからおもしろがっちゃいけない)。
一頭だから「変なの」扱いだけど、例えばこれ、ダース単位で色々な恐竜の形をした自転車を作って一斉に走ったら、どういう反応を周囲は示すのかなあ。
(ソース:【Like Cool】)
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