もうさんざんっぱら言われてるんだろうけど、いい加減プレスとオピニオンの分離をしろと。朝日がこれ他社に先駆けて実現できたら、まさに再生と言ってもいいんではなろうか
— 各務原 夕(暗黒非合法小学生) (@nekoguruma) 2014, 9月 11
ニュースステーションの存在意義が無くなるでござる(´・ω・') >>公式RT http://t.co/gBIFLs5QVk (というか時間調整用の5分~10分位の短時間ニュース以外は全滅しそう)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 9月 12
直前の記事【「事実誤認と不適切な編集」それを捏造というのです】でも伝えているけど、「報道ステーション」は「報道」という名詞を冠しているものの、厳密にはニュースの類では無い。ちょいと今手元に資料が見つからないので、後で探すことにするけど、放送法では「報道」は事実を伝えねばならないと明記されているので、長時間系の報道番組の類はすべて体面的にはバラエティとしておいて、「報道」では無いので演出を多分に交えた、事実でないこともOKというスタイルを取っている。
上で指摘の通り、お昼前の短時間なニュース番組はその時点における事実を伝えているけど、30分とか1時間の時間枠で伝えるニュース系番組は、多分に演出とか盛り込まれてるよね? ぱっと見でニュースに見えるから、述べられていることはすべて事実と思ってしまうけど、多分に特定のひとや団体の意見(オピニオン)だったり、演出だったりするわけだ。でも報道じゃないから別にいいじゃん、という姿勢。「ドラゴンボール」をすべて事実だと思っている人がどこにいるの? それと同じだよ、という主張なわけだ(まぁ、製作部局の違いもあるけど)。
この切り口なら視聴者に都合の良いことを教え込ませることもできるし、広告展開も楽になる。ぶっちゃけ、なんちゃらランキングーとかいう形で人気商品を披露したり、どこそこの有名店のラーメンは超美味しくてこんなに行列が云々と伝え、それが全部作り話で演出だったとしても、文句は言われない。しかも視聴者はすべて事実だと思ってしまう。ステルスマーケティングや今話題の「ネイティブ広告」よりタチが悪い。いや、発想としては同じようなモノか。
で、ニュースステーション、、、ではなくて今は報道ステーションか、はその典型的な事例なので、仮に視聴者の混乱を招き、偽装しているプレス(事実)とオピニオン(意見)とを明確に分離し、それぞれを番組として構築しろというお話なわけだ。まぁ、論理的に不可能ではないけれど、プレス部分の「本来の報道・ニュース」は一定の需要があるけど、「オピニオン(意見)」の部分は質の良し悪しがモロに反映するから淘汰が激しくなるだろうことは容易に想像が出来る。
何しろこれまで使っていた「ニュースだから語っていることは全部真実、事実」という底上げが全部無くなってしまうのだからね。で、元々本来のバラエティ番組の現状がどのような状態かを考えれば......。
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