江戸しぐさなんてものがもしホントにあったら噺に出てこねえわけねえだろって、少し思ってた。
— 柳家 三之助 (@sannosuke) 2014, 9月 12
「個々の要素の中には良いこともあるのだから、全体の体系はウソ、デタラメでもいいじゃないか」という、やっちゃならんことの代表格であり、関係者の悪質な意味での利権を維持するためのトンデモ話としての例にもなりつつある「江戸しぐさ」。それが伝承されている江戸自体における関連資料が一切残っていないとする実態においては「徹底的に弾圧されて抹消させられた」というがその理由だとしているのだけど......
初めまして、こんにちは。
不破雷蔵様の記事を、興味深く読みました。
私は、江戸しくさの話題に初めて触れた際に、次のような感じで素朴に受け止めていました。「なんだかよく分からないけれど、江戸時代にはそういうマナーが実際にあったらしいです?」
その後、幾つかの批判的なサイトの記事を読むにつれて、ようやくその怪しさに気がついた次第です。
今日の私も、不破雷蔵様の記事を読み終えて、「確かに江戸しぐさが歴史的な事実ならば、江戸時代に詳しい落語家さんが知らないはずはない。やはり、江戸しぐさは善意を装った多分にビジネス的な展開の代物だったのだ」という思いを強くしたのでした。
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このような、よく知らない説に初めて触れて直ちに怪しさを見抜くことは、その分野をよく知らない私にとっては難しいものです。
それだけに、不破雷蔵様や柳家三之助様のようにすばっと指摘してくださる御方の存在は頼もしい限りです。ありがごとうございました。