【朝日新聞、訂正・謝罪】産経などへの抗議撤回 - MSN産経ニュース http://t.co/iQ4sbuHjky
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 9月 13
一連の「吉田調書」関連の騒動では、朝日新聞が5月19日にスクープとして第一報を呈したあと、8月に入って他紙が続々と同等の調書を入手した上で朝日新聞の記事に関する反論を乗せたところ、それに対し朝日新聞側は相次ぎ抗議文を送付するだけでなく、法的措置をも印象付けされる対応を取った話は良く知られている(【朝日新聞、誤報記事に法的措置匂わせる「抗議書」 フリージャーナリストらに何度も送りつけていた】)。で、その抗議の土台が無くなったので、このような形になったわけだけど......。
良く考えてみるとおかしな話ではある。
先日発表された朝日新聞側の釈明文面を読む限りでは、9月11日の謝罪会見に至るまで、自社の手持ちにある「吉田調書」とそれを基にした各記事については絶対の自信を持って展開していたことになっている。で、あるならばなぜ自社の記事で反論し、手持ちの資料を持ち出して解説し、「その抗議内容こそ問題がある」として、自分達の正当性を説明して反論を行うというスタイルを取らなかったのか。
せめて新聞社なら新聞社としての矜持を持って、法的措置に訴えることが可能な場面でも敢えて言論で受けて立つくらいの大見得は切れなかったのか。ハタで聞いてるほうが情けないぜ。
— knt(黒猫亭) (@chronekotei) 2014, 9月 13
日本一の大新聞社ともあろうが「ジャーナリズムに追い詰められた大企業」そのものの醜態を晒したことを、国民は忘れないんじゃないですかねぇ。
— knt(黒猫亭) (@chronekotei) 2014, 9月 13
「市民の皆さんとは違って、われわれは飽くまでペンに対してはペンを以て戦う」って言えなかった新聞社なんて誰も信用しないよ。
— knt(黒猫亭) (@chronekotei) 2014, 9月 13
多くの人が首を傾げるとともに、同じようなことを想ったんだろうな。と同時に抗議乱発に際して違和感や焦りの雰囲気に気が付いた人も少なくないかもしれない。反応がセンシティブ過ぎだ、とね。あるいはその抗議を乱発していた時点で、内部的には自らの記事の危うさというのもに気が付いていたのかも......と思ったけれど、朝日新聞側の釈明文面の限りでは「どのみち他社は吉田調書の全文を持っているはずがない」とタカをくくっていたという話なので、そうではないのか。
剣術周りの話ではよく聞くんだけど
@chronekotei 常々思っているのですが、「ペンは剣よりも強し」というなら(すくなくとも現代の我が国ではそうです)、ペンを持つものには、剣を持つもののような覚悟と矜持が要求されると思うのです。
— 田島 功 (@it_0217) 2014, 9月 13
この話。剣を持つ者はその剣の物理的な重量以上の重み、覚悟を持たなきゃならない(月刊アワーズ連載の某漫画でもちょうどそんな話をしてたな)。「ペンは剣よりも強い」。つまりペンを持つ者は剣を持つ者以上の覚悟、矜持(自信と誇り)を持たなきゃならない。その重みを忘れてしまった結果が、現在進行中の話なのかもしれない。
ちなみに朝日新聞は日本一ではなくて、発行部数では日本で二番目、読売がトップね(汗)
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