「加速器なんか作って国を守れるのか?何の価値もないじゃないか」という議員に対し、
「確かに国は守れないが、守るべき価値のある国を作ることができる」と答えたフェルミ国立加速器研究所の所長かっこいい。
— わりちょっぷ (@warichop04) 2014, 9月 13
......という、科学技術への投資が何を意味するのか、科学への志はかくあるべし的な感を抱かせたお話がちらりと。数年前の日本ならこんな話をしても「でも一番じゃないから価値はない」と切り返されそうな気がするけど。
で、これについて一次ソース的なものを探したのだけど、一応Wikipediaの建造に反対するジョン・パスター議員が「国家防衛の観点から、この機械には何の価値もない」と主張した際にウィルソンは「この装置は直接的には国家防衛には何の関係もありません。しかし、わが国を守るべき価値のあるものにするという点ではおおいに関係があります」と反論
というエピソードが掲載されている。日本語版のWikipediaでは原典が掲載されていないのでちょいと信ぴょう性が......ということで英語版で確認したところ、実際にはもう少し細かい内容が語られていて、しかもちゃんと原典が提示されており、そちらでも表記を確認できたので、事実であることも立証ってことで(互いへの尊敬、敬愛、人の尊厳の尊重、文化、愛、さらには画家や彫刻家、詩人などによる芸術。それらはすべて我が国が尊敬と名誉ではぐくまれ、愛すべき、守るべき価値あるものであることを成す要素に他なりません。その観点で、今研究所が生み出す新しい知識は、国防そのものには何ら影響を与えないかもしれませんが、それらさまざまな「愛すべき、守るべき価値のある国」を創り出す要素同様に、我が国に守るべき価値を見出すものとなる、誇りあるものとなるのです。(超意訳)
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