「加速器では国は守れない、しかし守るべき価値のある国を作ることが出来る」

| コメント(0)

......という、科学技術への投資が何を意味するのか、科学への志はかくあるべし的な感を抱かせたお話がちらりと。数年前の日本ならこんな話をしても「でも一番じゃないから価値はない」と切り返されそうな気がするけど。


というエピソードが掲載されている。日本語版のWikipediaでは原典が掲載されていないのでちょいと信ぴょう性が......ということで英語版で確認したところ、実際にはもう少し細かい内容が語られていて、しかもちゃんと原典が提示されており、そちらでも表記を確認できたので、事実であることも立証ってことで(互いへの尊敬、敬愛、人の尊厳の尊重、文化、愛、さらには画家や彫刻家、詩人などによる芸術。それらはすべて我が国が尊敬と名誉ではぐくまれ、愛すべき、守るべき価値あるものであることを成す要素に他なりません。その観点で、今研究所が生み出す新しい知識は、国防そのものには何ら影響を与えないかもしれませんが、それらさまざまな「愛すべき、守るべき価値のある国」を創り出す要素同様に、我が国に守るべき価値を見出すものとなる、誇りあるものとなるのです。(超意訳)


科学への投資、注力ってのは、基本的にこの考えでいかなきゃダメなんだよなあ......ということを改めて実感させてくれるお話ではある。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2014年9月14日 08:00に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「「プロメテウスの罠」と「吉田調書」公開への動きのタイミング」です。

次の記事は「スマブラ最新作が思いのほかMiiで遊べるという話」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30