オタクをこじらせて嫁に行く気配が無い娘を見た父が言った言葉は「誰かいい人をさっさと見つけなさい。お前の好きな漫画のキャラがな、魔法をかけられてその顔になったと思えばいいだろ」だった
— 笠井 (@dameisklld2) 2014, 9月 12
「こじらせる」という表現が的確か否かはともかく。その表現を用いているということは、多分にオタク的趣味に没頭するあまり、3次元の、リアルな異性に興味関心を抱かなくなってしまった娘に対し、父親が現実の男性にも興味を持つようにと諭すために語った、まさに魔法のことば。
......これ、多分に父親も「オタク」的内容を理解した上で、その心境で考えたのであろうということが良くわかる、発想の転換的な切り替えし。昨今では「世の中の物理法則などぶっちした世界観が前提で、結構ラフな環境設定が可能」なラノベが大いに受け入れられていることもあり、大よそのものなら「ああ、それもありだな」と受け入れられる土壌が、少なくともオタク系な界隈では用意されている。
この考え方なら、顔も姿も性格すらも、魔法をかけられて(でもいいし、呪いでもいいし、何らかのバイオテクノロジーによるものでもいい)自分が好きなキャラが成り代わったものだと認識すれば、あら不思議。あっという間にラブラブモード......となるのだろうか。要は世の中割り切りが肝要だということなんだろうけど。交際相手も同じようなことを考えていたら、良いカップルになるのかもしれないな。
もっともこれ、オンライン上で出会って親密になって、いざ実際にリアルで対面して付き合い始めたらどうなるのだろう、という状況に似ていると思う。まぁそのような場合でも成功事例は多分にあるのだから、この「魔法のことば」も本当に力はあるんだろうな。
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