死期の近づいた消しゴムは静かに姿を消す。絵を描く人間の部屋のどこか、目につかない場所に、消しゴム墓場はある。
— 椎名高志 (@Takashi_Shiina) 2014, 9月 16
多種多様なツールが山盛りになっている作業机。その周辺も合わせて雑多な状態であることから、ふと消しゴムを落としてしまうと......というよりは、机の端に置いてそのままにして、いつの間にか転がって姿が見えなくなってしまう。そんな経験は誰にも一度ならずともあるはず。消しゴムに限らず、鉛筆とかボールペンとかクリップといった、こまごまな文房具、そしてさらには豆系のスナック菓子とかも(笑)。それらのありさまを見ていると、まるで「象の墓場」の話のようですらある、という感じ。
あー、あるあるよくあるね、特にクリップなどは沢山予備を用意していてもいつの間にか無くなって「どこにいったんだろう?」的な想いをさせられる。まぁ実際には物理的にこれらのモノが無くなるってことはありえないので、例えばゴミ箱に間違って入ってしまって捨てられたなんてことが無ければ、机のスミや重ね置きしている資料の下敷きになっていたりするんだな。同じようなパターンで落ちて、複数の鉛筆や消しゴムが近い場所にあると、確かに消しゴム墓場のように思えるかもしれない。
松本零士先生も自分の短編で、作業机の奥に別世界への入口があり、うたたねをしていたらその世界の中に居て、そこで自分の無くしていたペンのありかを聞き、起きて机の下を探してみたら見つかった、なんて話を描いていた気がする。それだけ机の下、奥は神秘的なところなのだろうな。
......掃除しろ? 確かにそりゃそうだ(笑)
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