【大画面のファブレット、普及なるか?タブレットとスマホの中間、カギは片手持ちへの執着】
先日発売されたiPhone6の中でもサイズがでかいほうのiPhone 6 Plusなど、表示画像部分が従来のスマートフォンよりも大きめで、でもタブレットほどではないサイズの「かろうじて持ち運びできるかな......?」位のスマートフォンのことを、スマホとタブレットの真ん中らへん的な意味合いで「ファブレット」と呼んでいるそうな。綴りは「Phablet」。電話を意味する「Phone」とタブレット端末の「Tablet」を合わせた造語。フォーン・タブレットからということか。
で、このファブレット関連で、先のiPhone 6 Plusが色々と注目を集めている(少なくとも当方の目の届く範囲では)。なんでちょっと大きいだけなのにそこまで注目されてるんだろう、確かに便利っぽいけど......と思って色々と話を見聞きしていて、なるほど感を覚えたものがある。
これまでスマホを使っていた、あるいは使おうとしていた人にとって、使いにくいな、あるいは躊躇していた理由の一つに「小さくて見えにくい」というのがあったんだそうな。いわゆる「老眼」が原因。もちろん対象となるのは中堅層以降の人達。で、その人たちにとって、ファブレットサイズの画面は「スマホと同じことができて、画面がでっかいので使いやすいぞ、しかもタブレット端末より小さいから持ち運びできるし」ということで、大万歳状態な次第。
確かに昨今ではスマートフォンの需要層が年齢的に幅広いものとなって、幼少児やシニア層にも広まりつつある。ただ幼少児には持ち運びをされると困る事や、使用アプリの問題からタブレット端末の方が都合が良い。一方シニア層にはタッチパネルの操作性の他に、画面の小ささという問題があった(この件は従来型携帯電話も同じだけどね)。ファブレットはその問題点を解消してくれそうだな、解消したよということで、注目を集めているということ。「老眼」に悩む人は今後増えるのが確実なので、ファブレットの需要もさらに高まるのだろう。
なるほどねえ。数年前にはスマホとタブレットのサイズの中間的な大きさのが多種多様なバリエーションで登場するようになるという、まるでマトリョーシカ人形のようなジョーク絵が流行ったけど、実際そんな状態になるのかもしれないな。
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