↑ 対震ロックの仕組み
先日【時代はここまで進歩した・揺れを察知するとドアを自動ロックする冷蔵庫】で紹介した、シャープの新しい冷蔵庫が対震ロック機能を有しているという話。調べてみるとこの機構はこの冷蔵庫に限らず、シャープの冷蔵庫の汎用的機能として複数タイプに実装されているらしい。
それ以上に驚いたのは、リンク先に説明のある通り、電気式のロックでは無く、機械式であること。揺れを感知するとフックが動いてドアの刻みの部分にはまりこみ、それが引っかかって自動的にロックがかかるという仕組み。理屈としては以前【地震の振動で物理的にブレーカーを落とす「スイッチ断ボール」】で紹介した、ブレーカー震動探知自動遮断装置に近い。まさに江戸時代の機械仕掛け人形みたいな感じ。
で、これに関して
電気不使用の機械的なロックなら、ぜひとも食器棚などに応用してほしいものです。電気使用のロックだと停電の時に難儀しそうですが。 RT @gnewscom: 時代はここまで進歩した・揺れを察知するとドアを自動ロックする冷蔵庫 http://t.co/pKaRifU3ht
— sat (@satontwitt) 2014, 9月 18
という話が。確かにその通りで、冷蔵庫のふたが開いて惨劇が起きる他、食器棚や本棚(開閉扉があるタイプ)なども同様の状況が生じ得る。シャープがこのロックに関して特許を取得しているのなら話は別になるけど、そうでないのならどんどん採用してほしいよなあ、と思うのは当方だけではあるまい。
もちろん棚そのものか倒壊してしまっては元も子もないので、壁や柱などに固定する道具の普及、あるいは倒壊しにくい仕組みの開発も必要なんだろうけど。
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