レジ打ちと警備員に椅子を提供してみては? という提案

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労働市場のバランス的な問題を解消するために、色々な話が提案されている。そのうちの一つとしてちょいと目に留まったのがこれ。労働環境の改善の一策として、レジ打ちや警備員(非正規雇用の代表的職種だね)に座るイスを与えてはどうかというもの。確かに日本以外ではこれらの職種で座っている様子も結構見受けられる。そして当然立ち続けるよりは「座る」状態を任意で選択できる方が疲労度は少ない。生産性にはほとんど影響を与えずに、労働環境の改善が図れるというもの。

で。

この職種が日本では立ちっぱなしが前提になっているのって、法律で定められている云々ってものではなく、単なる慣習なのよね。だからといって法令なり附帯規則で「レジ打ちや警備員などの業務においては椅子に座らせることを云々」と成文化したのでは、非常に窮屈な話になる。

一方、なぜ立ちっぱなしが前提になっているのかを考えると、それらの職種で座っている状況を見るに、お客や第三者が「態度が横柄」「サボっている」という印象を持ってしまうという懸念がある。実際、お客さまからの御意見として「怠慢では?」などという意見が寄せられるかもしれない。お店のイメージが悪くなったら......と経営側は判断してしまうだろう。結局は慣習の問題だったりする次第。


こんな指摘も納得がいく。......まぁ個人的には「座っていると眠たくなっちゃう」ってのもあるのかなあ、と。

もっとも警備員の場合はとっさの判断において対処スピードに差が出るから、常に座っているのは難しいだろうけど、レジの場合は業務に支障は生じない。慣習としての問題なら、どこか大手が率先して始めることで、流れを変えることができるかもしれない。突然レジ係を座らせると問題が生じるだろうから、意図を説明してアピールをすることも欠かせないだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月22日 07:43に書いた記事です。

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