江戸しぐさに「出鱈目な事は言わない」っのはないの?
— みん☆ねこ (@mincat001) 2014, 9月 23
ツイートした本人も後程訂正している通り「ってのはないの?」が正解、という話はさておき。あれだけ現代のビジネスマナーライクな(そりゃそうだ。原則それをコンバートしただけの話だものね)「江戸しぐさ」なるものの話。ちょいと考えればすぐにでも矛盾がグロス単位で出てきて、虚実であることは分かるのだけど、それをズバリ指摘できる一つのポイントがこれ。
嘘をついたらいけない、デタラメを口にしてはいけない。それこそビジネスマナー以前の問題で、礼儀作法の根本的なレベルの話ではあるのだけど、それ自身を認めてしまうと「江戸しぐさ」そのものの存在を否定することになる。つまり矛盾しているというわけだ。
ところが。
@mincat001 戸締め言葉という「でも」「だって」など相手の話を封じる言葉を使わないようにしましょうってのがありまして言論は封殺されています
— カゲシタ (@kagesita) 2014, 9月 23
との指摘があり、調べてみると確かに「江戸しぐさ」には「水かけ言葉」「戸締め言葉」を使ってはいけないとある。要は「でも」「だって」「しかし」などの言い回しで相手の話を無視する言葉を使うなというもの。だから、「デタラメなことはいわないってのは江戸しぐさにはないの?」と聞くなということ......ってそりゃ単なる言論弾圧、あるいは悪質な新興宗教的な切り回しだろ、的な。
ああ、言い方がまずかったのか。「江戸しぐさに『デタラメな事は言わない』というのは無いので矛盾しているから、江戸しぐさそのものは存在しない、デタラメである」と言えばいいのか。あるいはもっとシンプルに「江戸しぐさなど無い。デタラメである」。そうすれば、江戸しぐさの仕組みに従えば「でも」「だって」「しかし」などとして、否定することはできないものね(悪魔の実在を信じたくなるような、ゆがんだ微笑)。
さらに江戸しぐさでは、「継承者は江戸末期に一時期虐殺された」という言い伝えがあるという設定になっている。つまり......
江戸しぐさは「継承者は一時期虐殺されました」のように語ってるみたいだが、そんな知識を広められると我々も今後虐殺されかねないのでやめてもらいたい。
— ゲルトガ@†かわいい† (@renkonq) 2014, 9月 23
との指摘にある通り、都合が悪くなると無垢に信じている人たちが抹殺されかねない。非常に物騒なので止めてほしい。うん、非常に懸念される事態ではある。
コメントする