自前の「孤独のグルメ」は結構なレートのギャンブル

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某月刊誌でもこれ系の漫画が始まったけど多分に作者も編集も無理しているみたいで、空回り的な雰囲気がイヤンな感じだし、そもそもその雑誌には元から独自の料理系漫画があるからどうしてそれにもっと注力しないのよ、的な感を覚える今日この頃な、とにかくそれ位に影響力を有している「孤独のグルメ」。漫画版の単行本第二巻がそろそろ出るという話もあり、定期的にアマゾンのチェックをしているけど、まだ出てこないのよねえ......。

で、その「孤独のグルメ」では主人公がぶらり一人旅みたい感じで立ち寄ったお店が、大抵は当たり的な感じでステキな料理ワールドのひとときを楽しむみたいな流れとなっているのだけど、それを真似して自分で同じようなことをやると、結構地雷を踏んでしまうというお話。

うん、これは経験があるのでよく分かる。ギトギトなテーブル、きれいにふかれておらず曇ったグラスに入ったぬるい水、油ギッシュで文字が読みにくいメニュー、そしてコンビニの冷凍物を解凍したものの方が百倍は旨いであろうメニューの数々。いや、最近のコンビニ冷凍品はかなりの高レベルな味なので、単純比較は酷かもしれないけど。料理に対する愛情が感じられない、「形を成していればいいやん」的なオーラが漂う料理を目の前に出されて、ぐぬぬ感を覚えさせられる。これは経験しないと分からない悲しみ。

まぁ漫画なりドラマなりは、そういう「ハズレ」の状況を表現するとお話にならないので、当たりのものを描写したのが多分にあるのだけど(一部ハズレのものもあるけど、それはそれでストーリーとして成り立っているから良いのであって。例のマーシャルアーツの回とか)。実際に同じ感覚でトライすると、大抵は外れくじを引くことになるのよね。

やはり独特のアンテナが必要。そしてハズレをそれなりに引くからこそ、当たりを得た時の喜びも増してくる。それだからこそ、趣味としては面白いのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月26日 08:02に書いた記事です。

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